小日記

日々のちょっとしたこと

夢二はオンナを知ってるぜ

家族で伊香保に旅行してきました。

宿の近くに竹久夢二記念館があったので行ってみました。

夢二美人画といえば、憂いを帯びた表情の作品を思い浮かべると思います。
でも、今回はじめて知ったのですが、そればっかりじゃありませんでした。

女の狡い表情、拗ねた顔、寝ているところ、お化粧をしてるところ、反物を選び迷っているところ、フとこぼれた笑みなど、
じつは憂い顔以外もいっぱい描いていて、どれも魅力的なんです。

で、わたしは確信しました。「夢二はモテた人だ!」と。
女性の艶っぽくて自然な表情をとらえた作品が多く、下品な言い方ですみませんけど「オンナ知ってる感」が出ちゃってるよ夢二

それでウィキペディアで調べてみたら、やっぱり恋多き人でした。
竹久夢二 - Wikipedia

唯一妻となった女性・たまきの浮気を疑って、たまきの腕を刺したというエピソードは、予想外すぎましたが……。

完成作品に入れるサインが「竹久夢二」ではなく、一部「ゆめ・たけひさ」になってるのがあって、かわいらしい人だったのかもしれないなーとも思いました。

いつものカバンの中身と、ナイスなウエイターさんの話

今日の夜はちょっといいお店でごはん食べて来ました。

ドレスとワンピースの間ぐらいの服を着てオシャレして行きましたが、クラッチバッグの中身はいつも通りで、


こんなポケットティッシュ
近所の百均で売ってるこのシリーズお気に入りなのです。(なぜ忍者とケーキ?)


メインディッシュを食べ終わったときのこと。
ウエイターさんに食後のコーヒーをすすめられて、私が自分の腕時計をチラッと見ると、すかさず、
「ノンカフェインですとカモミールティーがございます」
と言われて、感激しました。

気遣いは、さりげなければさりげないほど感激します。わたしは。

こんなことも書いてました→ 飲み会での料理取り分けについて、細かすぎて伝わらない思い出 - 小日記

燃えれた2週間

ここ2週間ぐらい、超参加したいワークショップのコンペの課題をやってました。

会社にちゃんと行って、合間にもういっこの仕事の原稿書きもやって、そのさらに合間にやってたんですけども。
おふろ入ってるときとか、通勤時間とか、ごはん食べながらとか、布団に入ってから眠りにつくまでの間とか、そういう時間に考えてアイディアをメモしといて、机に向かったときに集中して書いて……ってやってたら、意外と時間ってあるなーと思いました。

審査通るの難しいらしいんだけど(人数が決まっていて倍率が高い)、わたしの気合いの入りように、習い事の先生が「もし落ちたら上には上がいたって思っていいと思う」とまで言ってくれて、


……いや、でも、絶対に受かる! 連絡が来る!

なんか、ここ2週間燃えてました。
どこからそんなガッツが湧いて来たのかわかんないけど。まるっと書き直したりしたし。
なんでか不思議なんだけど、めっちゃ頑張れたなぁー。

Girls

Girls

(おつかれさまぁー)

一人暮らしのわたしがネコを飼うまで 〜譲渡会に行ってみたらお呼びでなかった〜

✳︎これまでのあらすじ
1, 一人暮らしのわたしがネコを飼うまで 〜保護猫カフェに行ってみたの巻〜 - 小日記
2,一人暮らしのわたしがネコを飼うまで 〜赤西仁と星野源ならどちらを選ぶ〜 - 小日記
3,一人暮らしのわたしがネコを飼うまで 〜なぜネコを決められないのか〜 - 小日記
4,一人暮らしのわたしがネコを飼うまで 〜常連さんの生態にも詳しくなるの巻〜 - 小日記

以前、「一人暮らしのわたしがネコを飼うまで 〜赤西仁と星野源ならどちらを選ぶ〜 - 小日記」で書いたように、決断に時間がかかるタイプなので、譲渡会は向いてないだろうなーと思っていました。
が、一回試しに行ってみました。


フォントにざわざわしつつ、おじゃまします。


ちっちゃい。かわいい。

「うーん、やっぱり決められないなー」
なんて思ってたら、わたしなんて向こうからお断りだったようです。

というのも、

「単身者NG」

っていう条件のところがけっこう多かったんですよね。
留守番させちゃうからかな。あとは、ライフイベント等で手放す人が多いのかな。

この他にも、

「未婚同棲カップルNG」
高齢者NG」

ってところがけっこうありまして。
責任感の重さは人によるのでは?なんて、何も知らないわたしは思ってしまいますが、ネコを保護している人たちの経験から導かれた条件なのでしょうから、仕方ないです。

そんなわけで、譲渡会ではフラれてしまいました。
仕方ないと理解しつつもちょっと悲しくなったので、帰りに坦々麺を食べました。

一人暮らしのわたしがネコを飼うまで 〜常連さんの生態にも詳しくなるの巻〜

✳︎これまでのあらすじ
1, 一人暮らしのわたしがネコを飼うまで 〜保護猫カフェに行ってみたの巻〜 - 小日記
2,一人暮らしのわたしがネコを飼うまで 〜赤西仁と星野源ならどちらを選ぶ〜 - 小日記
3,一人暮らしのわたしがネコを飼うまで 〜なぜネコを決められないのか〜 - 小日記

先日も、友達を連れていつもの保護猫カフェに行ってきました。
で、400円払って、おやつをあげました。

その様子がこちら(グレンチェックのワンピースが私、奥が店員さんです)。


すごい寄ってくる!!


ゲンキンなやつらめ〜。


あ、赤西仁ネコ(この記事参照→一人暮らしのわたしがネコを飼うまで 〜赤西仁と星野源ならどちらを選ぶ〜 - 小日記! 来てくれた!


楽しかった……。

そんな感じでした。

この日気が付いたけど、やっぱり常連さんは猫の扱いが上手いし、懐かれている。
常連さんにお会いできないのはさみしいが、常連さんが来る時間とズラして来店すれば、猫が多少はこちらに来てくれるのでは……
(今より懐かれるよう努力するという選択肢がない)。

友人を相手にぶつくさと、
「〇〇な方はいつも開店と同時に来るっぽい。△△な二人組は夕飯の支度があるのか夕方には帰ってる。◽︎◽︎の人は5時ごろあらわれるし……行くなら平日の閉店間際かな」
なんて言っていたら、
「猫より常連さんに詳しくなってどーすんの」
と突っ込まれました。

どの猫を飼うかは、この時点ではまだ心が決まっておりませんでした。

雪でつくったかき氷

雪って食べちゃダメだけど、もし自分に子どもがいたら、
「大人の目を盗んで、つららをペロッと舐めてみたり、雪にジュースをかけてみたり、それを少し食べてみたり、してみてほしいなー」
と思うだろうなー。

子ども向け本の原稿をやりながら、そんなことを考えました。
大量に食べられたら、そりゃイヤですが。

前倒し進行だと、もう冬号のを書くんですよ。

イマドキの子

イマドキの子

冬のエッセイその2


昨日(冬のエッセイ(清少納言さんゴメンなさい) - 小日記)の続き。
友達が書いたやつも出てきた。

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『冬は何をやってもダメ』

「冬は雑誌が売れない。」
これは、私の上司の口癖だ。冬になると、毎日のようにぼやいている。では、実際に冬に雑誌が売れないのか?というと、そうでもないようだ。雑誌協会が発表している、月別の雑誌販売数のデータを見てみると、ジャンルごとの偏りはあるものの、「冬=雑誌が売れない」と言える結果は現れてこない。もちろん、その逆の「夏=雑誌が売れない」ということもなく、とにかく雑誌不況で、月々の数字で分かるほどに部数を減らしている、という悲しい事実以外は分からなかった。

上司には申し訳ないが、「冬=雑誌が売れない」の法則は、ただの思い込みだったようである。しかし、この「冬=売れない」というのは上司だけのものでもない。先日会った編集者も「冬は雑誌が売れない」と言っていた。また自動車会社勤務の友人も「冬は車が売れない」と言っていた。ちょっとジャンルが変わるが、私の知り合いで、現在絶賛婚活中の三十路ギャルは「冬は出会いがねー」と言っていた。彼女に言わせると、ナンパが激減するらしいが(「それは年とったせいだよ」と指摘しておきました)、それはさておき、私は思うのである。みなさん、冬のせいにし過ぎていませんかと。

かつて、日本の山奥には、天狗なる化け物が住んでいたとされる。大陸から流れ着いたロシア人が原型であるとか、捨て子にされた障害児が成長した姿であるとか、様々な説が言われているが、彼らには、浮遊能力から、発火能力、神隠し、病気や不幸をもたらす能力まで備わっていたとされる。能力だけで見れば、世界の化け物の中でも最高クラスの能力である。これについて民俗学者柳田国男は、当時の日本人にとって、理解できない災い(たとえば雷が落ちることや、元気だった人が急死することなど)が、すべて天狗のせいにされたことで、強大な恐怖として増大していったと指摘している。つまり「何でも天狗のせいにしてしまおう」と、利用されたのである。実際には、難破し流れ着いた孤独なロシア人だったかもしれないのに。はたまた可哀想な障害者かもしれないのに。いや、そもそも存在さえしていないのかもしれないのに。

つまり、冬は天狗なのである。人は、この寒く切ないこの季節に嫌なことがあると、とりあえず冬のせいにしてしまう。モノが売れないことも、出版不況も、出会いがないことも、私が転職活動しなきゃいけないことも、すべては冬のせい。いつしか冬は災いの集合体としてイメージ形成され、好きな季節ランキングでは、最下位というのが定位置になっている(ニフティ2013年1月調査)。もちろん、冬が好きな人もいるが、前述のデータによるとたった4%。1位の春の42%とは10倍以上の開きがある。

私は冬が一番好きである。その理由はいろいろあるが、一番の理由は、寂しい冬の風景が好きだから。とくに都会の冬の風景を見ると、詩でも書きたくなるような感傷的な気分になる。冬を愛する者として、冬への悪い偏見がなくなれば良いなあと願っている。
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最後の段落がフワッとしてて笑えました。
やっぱどこにも誰にも見せない文章はおもしろいです。