手作りお菓子への葛藤と憧れ
自宅近くのショッピングモールに行って、明日会う友達たちのためにチョコレートを買った。
そういえば、わたしは大学生ぐらいの頃から、バレンタインのチョコレートは手作りではなく買う派だったなぁーと思い出す。
「買ったほうが美味しいし、手作りより大人っぽい」とカッコつけていたため(笑)。
そのせいか、今になって少しだけ手作りしたい欲が湧く。
しかし、既に固まっているチョコをわざわざ湯煎で溶かして再度固め直して「作った」ことにするのも微妙だし、クッキーも地味だし、ちゃんとしたものを作るなら電動のハンドミキサーとか必要じゃん、とか考えてやっぱりやめる。
ていうかそもそも、「手作りが喜ばれる」という発想があまりできない気がする。
他人の握ったおにぎりが食べられない人だっているのに、菓子なんて……!と思ってしまう。
だからこそ憧れる手作りお菓子。
迷いなく手作りする人が素直に羨ましいし、「奥さんが作った」とか言って職場でプリンなどを配るおじさんが眩しい。
わたしはこの先もずっと憧れ続けることになる予感がする。
帰省の日記
少しだけ帰省しました。
日記というか気付いたことを書こうと思います。
・母親と一緒にテレビを見るのが楽しい
あーだこーだ言いながら見るのですが、ふだん自分がネットで触れてる情報を、62歳のおばさんはテレビと新聞を通してこんなふうに受け取っているのかぁ〜、とか思って面白い。あと意見が率直で笑える。
母はネット界隈の著名人をけっこう知ってて、なぜだろうと思ったら、情報番組のコメンテーターや新聞の書評欄に出ているのを見て知るらしい。
例えばshowroomの前田裕二さんぐらい有名だともはや普通に知っていて、「メモの人」と認識していた。
・新聞は娯楽だし、家族の共通の話題
実家にいるとヒマなため、新聞を読むのが楽しい。
家族全員が読むので、「この人の言ってること意味分かった?」とか「ILC(国際リニアコライダー)って結局なんなの」みたいな会話がはじまる。「分かんなーい」「だよねー」となって知的な展開にはもちろんなりませんが……。
わたしの実家の周りは本当に田舎で何もなくて、最寄駅は無人だし、コンビニは車で行くところって感じ。
しかも母はインターネットはほぼやらないのに、そんな人の口からインフルエンサー的な人々の名前が出てきたことに驚いた。
どんな人にももれなく旬な情報を行き届かせるテレビと新聞の力ってすごいなぁと改めて思う。
スリランカでおすすめの村「エッラ」の観光案内
先日、1カ月かけてスリランカをほぼ1周してきました。
なかでも、エッラという村がとても良いところでした。
ネットにあまり情報がないので、エッラについてまとめてみたいと思います。
エッラは、スリランカの避暑地。
個人的な印象としては、コロンボやキャンディが東京や京都だとすると、エッラは長野や山梨のような感じです。
都内の観光地で例えると、スカイツリーや浅草寺というよりも、高尾山といったところでしょうか。
派手さはないし、時間がなければ省いてしまいそうな優先度ですが、自然が多く、のんびりしていて良いところです。
◆観光スポット
どこも街周辺にあり、2~3日あれば全て周れます。
時間が限られている人は、トゥクトゥクを丸一日チャーターして、気になる場所だけ行くというのでも満足できると思います。
1.ナイン・アーチ・ブリッジ(Nine Arch Bridge)
www.tripadvisor.jp素晴らしい景色でした。現在も使われている石造りの陸橋。
完成してから90年以上も経つのに一度も修復していないのだとか。
2.リトル・アダムス・ピーク(Little Adam's Peak)
www.tripadvisor.jpエッラを取り囲む山のうちのひとつ。
頂上の眺めが良かったです。
3.ラワナ・エッラ滝(Ravana Ella Falls)
www.tripadvisor.jp高さ100メートルもあるそう。大迫力でした。
4.エッラ・ロック(Ella Rock)
www.tripadvisor.jpエッラのどこからでも見られる巨大な岩壁。
頂上の眺めが良かったです。
5.ドーワ・ロック・テンプル(Dowa Rock Temple ※Dhowa表記のサイトも有り)
www.tripadvisor.jp岩に彫られた仏があることで有名なお寺。
6.デモダラ・サークル鉄道(Demodara Railway Circle)
www.tripadvisor.jpデモダラ駅近くのループ線のこと。
ループ線の中央に山があり、山を巻くようにして電車が走っていきます。
下記は、私は行ってないけれど良さそうだった観光スポットです。
7.紅茶工場(Halpewatte Tea Factory)
www.tripadvisor.jp
8.洞窟(Ravana's Cave)
www.tripadvisor.jp
それぞれの場所はGoogleマップなどで調べてもらうとして、自力で歩いていけるかどうかなどは、宿泊しているホテルの人に聞いてみるのがいいでしょう。
◆エッラへの行き方
時間が限られている方にはバスがおすすめ。
スリランカはバスがたくさん走っているので、どこからでも行けると思います。
滞在しているホテルの人などに行き方を聞いてみましょう。
ちなみにわたしは、ヌワラエリヤから鉄道で行きました。
1時間ほど遅延した上に、車内は激混みで座れず、電車の連結部分に近い場所に立ちでした。
でも、観光客同士の交流があり楽しかったです(わたしが乗った電車がたまたまそうだっただけかもしれませんが)。
時間に余裕のある方や、満員覚悟で行くなら、鉄道でもいいかもしれません。
◆あるといい持ち物
・トレッキングシューズ
ナイン・アーチ・ブリッジ、エッラ・ロック、リトル・アダムス・ピークに行くなら、あったほうがいいと思います。
頂上やビュースポットにたどり着くまでに、わりと激しい岩場があります。
・長袖
夜は冷えます。
エッラの天気→Ella Weather - AccuWeather Forecast for Uva Sri Lanka
◆おすすめホテル
エッラは峠に位置し、森林と茶畑に囲まれた、景色のきれいな村。
街自体も小さいため、駅近にこだわるよりも、眺めがいいホテルに泊まるのがいいかと思います。
また、エッラの観光スポットは、アヌラーダプラやシーギリヤのよう入場料がかかるところがほぼありません。
ですので、バックパッカーさんやバジェット派の方も、エッラではホテル代に旅の予算を割いてもいいかと思います。
下記の地図の、「サブマルテナ・ロード」にあるホテルは、ちょうど眺めのいい場所に位置しています。
画像だとホテルが4つしか表示されていませんが、Googleマップ上で拡大すると、もっと出てきます。
ホテルの予約サイトの口コミに「眺めが良い」などと書かれているか、要チェックです。
◆エッラの夜
スリランカではめずらしく、お酒が飲めるレストランが多くあります。
ヒッピー風の人や、欧米からの観光客が、夜遅くまで飲んでいる感じでした。
朝まで開いているカフェ&バーもあるようです。
以上です。
ご参考までに、わたしがエッラを訪れた時の記録もどうぞ。
スリランカ旅行15日目・ヌワラエリヤ→エッラ - 小日記
スリランカ旅行16日目・エッラ - 小日記
スリランカ旅行17日目・エッラ - 小日記
スリランカ旅行18日目・エッラ→ティッサマハーラーマ - 小日記
スリランカ旅行最終日・ヒッカドゥワ
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旅行 カテゴリーの記事一覧 - 小日記
おはようございます。
今日は旅行最終日で、夜中の便で日本に帰る。
9時に起き、ホテルのいつもの朝食。
毎日フルーツたっぷりです。
昨日一日中海にいたせいで、だいぶ日焼けをしてしまった。
しかも「海に入るからまぁいっか」と日焼け止めをろくに塗らないでいたので、肩や太ももが真っ赤に……。
日焼けした後ってこんなに痛かったっけ?
今日も海に入りたかったけど、これ以上痛みが増すのは危険だと思い、諦める。
そこで今日は、カメの保護センターに行ってみることに。
ベントタでも訪れたカメの保護センターが、ここヒッカドゥワにもあるらしい。
スリランカの南西海岸側に来てからウミガメを何度か見て、かわいさに気付いてしまった。
ホテルからトゥクトゥクで15分ほどで到着。
孵化させる場所。
カメって泳ぎ方がかわいい。
水棲のカメが飼いたくなる。
近くにツナミ・ホンガンジ・ヴィハーラがあったので立ち寄ってみた。
これは、スマトラ島沖地震による津波に巻き込まれた人を追悼するために、日本の本願寺が建てた仏像。
寄付をすると、この「bless ring」を付けてもらえる。
(bless=~を祝福する、~に加護を与える)
昼過ぎに、ビーチに行って昼食。
ベジタリアンメニューのライス&カリー。
パイナップルジュースもいただきます。
ホテルに戻り、ホテル常駐の日本語ペラペラのツアーコンダクター・Kさんとおしゃべりをする。
旅行事業は儲かるよ~と勧められた(笑)。
夕方になり、再びビーチに出て散歩。
今日は日曜日なので、各地から観光客が集まっているらしい。
確かにいつもより人が多い。
今日が旅行最終日だと思うと寂しい。
一方で、日本に帰って人に会いたいし、家でのんびりしたい、とか思う。
これから仕事があるのか、生活していけるのかが不安だけど、今までとは違うマイペースな働き方をしてみたいな、とかも思う。
それから、飼っているネコを可愛がったり、テレビを見たり、家事をしたり、したい。
「◯◯したい」と思うのは、その「◯◯」が欠けていたり、満たされていない状態のように感じる。
この旅行をはじめた頃は、したいことが何も無かったから、何も欠けていなかったし足りないこともなかった。
だから、休むとは、「欠け」や「満たされていないこと」を作ったり見つけたりすることなのかなぁなんて思った。
そしてこれが「元気になる」ということなのかも。
旅行最後の食事は、ホテルで。
ビールとポテト。
ホテルのフロントに貼ってある世界地図に、旗を立てさせてもらった。
ホテルの宿泊者が、自分の国に旗を立てる。
なんとなく、いま住んでいる場所ではなく、出身地のほうにしてみた。
ホテルを出る時間が近づき、Kさんやホテルのオーナーに挨拶をする。
さみしいなぁと切ない気持ちになる。
しかしホテルを出てバスに乗った途端、「このあと飛行機に乗れるぞ」と考えてウキウキした。
薄情者のようだが、わたしは飛行機が大好きなのだ。
最後の最後まで楽しいスリランカ旅行だった。
<おしまい>
スリランカ旅行28日目・ヒッカドゥワ
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おはようございます。
朝9時起床。
ここのホテルの朝食は美味しい。
今日は、3日前と同じくシュノーケリングをしに行く。
ガイドの爽やかお兄さんが優しすぎて、泳ぎの苦手なわたしでも楽しかったため、もう一度やりたくなったのだ。
シュノーケリングスポットはホテルからトゥクトゥクで5分ほど。
やはりここは海がきれい。
シュノーケルとフィンとライフジャケットを借りて、出発。
今日も色とりどりの魚が見られた。
カメを探しに岩場を回ったが、見つけられなかった。
爽やかお兄さんが何度か貝を拾ってくれて、「日本に帰ったら壁に貼るといいよ」と言った。
壁には貼らないと思うけど、日本に持って帰るよ。
3日前は、シュノーケルをつけて呼吸をすることに慣れていなくて、さらに波の揺れで船酔いのように気持ち悪くなり、1時間ほどで疲れてしまった。
しかし今日はコツをつかんできて、2時間ぐらい泳いでいられた。
そしてやっぱり、運動っていいなと思った。
満足して海から上がる。
周辺を歩いてみると、海の神様っぽい銅像があった。
マンゴージュースで一息ついてから、爽やかお兄さんにトゥクトゥクでホテルまで送ってもらう。
ホテルに着き、「またスリランカに来たらおいでよ」と言ってもらって別れる。
彼が帰って行く姿を見ながら、「また会うことはないだろうな」と思って少しさみしくなる。
もちろん会おうと思えば会えるが、もしわたしがまたここに来る機会があるとしたら、うんと先になるだろう。
元気に「またね~」と言って別れた人に対して、死んだわけでもないのにもう会えないことを悟るのは不思議な気分だった。
ランチを食べに、近くのレストランに行く。
ビーチ沿いの道路はこんな感じ。
ライス&カリー。
もちろん美味しい。
食べ終わってから、ホテル周辺のビーチの浅瀬でシュノーケリングをした。
こんなふうに、あちこちでレンタルをやっているので、水着さえ着ていけばOKなのだ。
人の多いビーチでも、魚はたくさん見られる。
カメもいるよ。
今日は波が強い。
トータルで3日ぐらいしか海に入ってないけど、わたしでも分かるぐらい、波の感じって日々変わるものなんだなぁと知る。
暑さが和らいできたので海から上がり、フルーツを買いに行ってみる。
マンゴスチン。
カスタードアップル。
濃厚なクリームのような食感。
このお店は量り売りなので、1つずつ買って味見をさせてもらった。
どちらも美味しかった。日本でも売っているところってあるのかな。
ビールとランブータンを買って、再びビーチへ。
ビーチ沿いのレストランで飲むのもいいけど、砂浜に座って夕日を見ながらゆっくりとビールを飲むのが好きだ。
飲み終わってから、周りの観光客に倣って、横になって目を瞑ってみた。
夕方の柔らかい日差しと波の音が心地よい。
「皆なぜ寝っ転がっているのだ?」と思っていたけど、こんなに気持ちいいものだったんだね。
ここに住む人たちは、いつでも海に入れる生活を送っている。
気候によって性格って絶対変わるだろうなー、とか思う。
一年中夏ってすごい。どんな感じなんだろう。しかもカラッとして過ごしやすい夏。
日が沈んで来たのでホテルに戻る。
鏡を見ると、もう顔も手も足も、日焼けで真っ黒。
スリランカ旅行27日目・コロンボ
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おはようございます。
先日からヒッカドゥワに滞在しています。
7時に起床して朝食。
ホテルのスタッフとの会話が増えてきた。
「おはよう」「よく眠れた?」「今日は何するの?」
人と仲良くなるのは簡単でシンプルなことだと思い出す。
笑顔と挨拶と気づかいと質問。
さて今日は、コロンボまで足を伸ばしてみる。
ホテルの前でバスを拾い、2時間半ほどでコロンボのデワヒラに到着。
そこからトゥクトゥクでデワヒラ動物園へ。
園内マップ。
回り方が難しいがとりあえず歩いてみる。
ジャングルキャット。
パタスザル。
ヒョウ。
マダラジカ。
マメジカ。
シカ科ではなくマメジカ科。
クーズー。
クロサイ。
イグアナ。
ミナミシマフクロウ。
オランウータン。
リーチュエ。
こんなふうに座るんだね。
ライオン。
整列しているカメ。
フラミンゴの柵が、あってないようなもの!
飛んでいかないのかな。
アミメキリンの柵も低い。
キリンの色は、実は黄色じゃなくて茶色。
脱走したのか野良なのかわからないトカゲ。
暑さでぐったりしているヒグマ……。
わりと大きな動物園で、それぞれの動物に割り当てられているスペースも広い。
遠足の子供たちがめちゃくちゃたくさんいた。
たぶん一校だけではなさそうだった。
総勢100人はいたと思う。
ものすごく暑くて、汗だくになりながら歩く。
大好きなハイランドミルク! また会えた。
暑すぎて、早く冷房の効いた建物の中に入りたいと思いながらも、「もう一回見に行けば、奥に引っ込んでた動物が出てきているかもしれない」と思って、広い園内を2周した。
満足して、動物園を後にする。
再びトゥクトゥクを拾って、「パラダイス・ロード・ザ・ギャラリー・カフェ」へ。
「パラダイス・ロード・ザ・ギャラリー・カフェ」とは、スリランカの建築家・ジェフリーバワの事務所を改装したカフェ。
行く途中、コロンボの大きな道路を通って行ったのだけど、道が混みすぎてて危険を感じた。
近くで降ろしてもらって歩いて行く。
中に入ってみると……
なんかすごい。
三週間前に、同じくジェフリーバワ建築のホテル「ヘリタンス・カンダラマ」に宿泊したときも、「なんかすごい」と思った。
建築の知識がないため、とりあえずすごいことしか分からない。
チキンをいただきます。
表参道の美味しいカフェで出てくる料理の味がした。
満足して、次は国立自然史博物館へ。
これはコロンボ国立博物館。
自然史博物館はこの裏にひっそりと建っていた。
チケットを買って中に入ると、首から社員証みたいな札を下げたガイドが付いてくれた。
さかなクンのような人で、終始ハイテンション且つフレンドリー。
解説を聞きながら見て回る。
昔はスリランカにもライオンがいたらしい。
剥製も骨格標本もわりと充実していて、今回の旅行で訪れたウィルパットゥ国立公園と、ヤーラ国立公園と、ブンドゥラ保護区と、ホエールウォッチングと、ウミガメの保護センターと、デワヒラ動物園で見た動物たちの復習をしているようで面白かった。
「この鳥は、えーと、スプーン、、、スプーンビル(ヘラサギ)!」
「これはスリランカの国鳥の、、えーと、セイロンヤケイ!」
などと、さかなクンと喋りながら見て行く。
博物館を一通り見終わり、最上階に着いたときにさかなクンが「これでおしまい」と言った。
うん、と返事をして一階に戻ろうとすると、ひと気のないこの場所で、「チップくれ」と言ってきた。
やられた……! と思った。
どういうことかと言うと、観光地では、勝手にガイドをはじめて、見終わってから「チップくれ」と言って高額なガイド料を請求する人がいるのだ。
過去に、インドのオールドデリーの寺院で、同じ目に遭ったことがある。
そのときも、公式ガイドみたいな札を首から下げていたので油断した。
さかなクンめ……。
彼のことをすっかり信用し、わりと楽しく見ていたのでうっすらショックを受けつつ財布を出す。
さかなクンがわたしの財布に手を伸ばし、350円を取った。
「え、それだけ?」と内心思ったが、彼は納得したようだった。
良心的である。
一応解説はしてくれたので、「対価を払った」と言える。
もしかして彼は本物の公式ガイドで、出入口にいる他の職員にバレないように、小遣い稼ぎをしてるとか?
真実は闇の中。
建物の外に出て、さかなクンに「トゥクトゥクつかまえてよ、私がつかまえると観光客価格で高いから」と頼むと、「自分でつかまえろ! じゃーな!」と言って、これまでのフレンドリーさは何処へやらで小走りで去っていった。
仕方なく自分でトゥクトゥクをつかまえて、次は「アーケード・インディペンデンス・スクエア」という大きなショッピングセンターに行ってみる。
コロニアル風の建物。
建物が変な形をしていて、見て回りづらい。
ちょっと歩いて、満足。
ショッピングセンターの前でトゥクトゥクをつかまえて、ゴール通りまで行く。
ゴール通りのバス停でバスをつかまえて、ヒッカドゥワへ帰る。
コロンボ市内は車通りが多すぎて、バスがなかなか進まない。
当初はヒッカドゥワのあとにコロンボに2泊ほどするつもりだったが、今日のように日帰りにして良かった、と思った。
この市内をスーツケースを引っ張って歩くのは大変だし、荒い運転の車が多くて観光どころではない感じ。
実際、わたしの乗ったバスがバイクと接触事故未遂を起こして、途中しばらく停車していた。
20時半頃にヒッカドゥワのホテルに着くと、スペイン人のホテルのオーナーが「ミホが帰ってきた!」と叫んだ。
コロンボに行くと告げていたので、どうやら遅い帰りを心配してくれていたらしい。
今まで「若い日本人の女」と呼ばれていたのに、はじめて名前で呼んでくれた(笑)。
自然史博物館のさかなクンの件を、ホテル常駐で日本語ペラペラのツアーコンダクター・Kさんに報告してみた。
すると、さかなクンが首から下げていたものは社員証などではないだろうとのこと。
公式のスタッフだったら、お客さんから入場料以外のお金を取ってはいけないからだ。
彼はやはり勝手にガイドをはじめちゃう外部の人間で、ぼったくるわけではないが、後からガイド料を請求するあまり良くない人、とのことだった。
それにしても、文化の違いってすごいなと改めて思う。
もし上野の科学博物館で、見知らぬ人を相手に勝手にガイドをはじめて、最後に「お金ちょうだい」とか言ったら大問題だ。
今日は長い一日だった。
ホテルに着いて早々に就寝。
スリランカ旅行26日目・ベントタ
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おはようございます。
早く目が覚めたので、ベッドの中で読書。
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人間の脆さや狡さの描きかたが巧みで、読んでいるとそれらと向き合わされるようでつらかった。
わたしはビジネス書や自己啓発書が好きだが、それは現実逃避をしているのに近いなと思う。
剥き出しの人間の内面を見せられるよりも、目の前の社会や世の中の仕組みを知ったり、綺麗事や鼓舞する言葉を読んだりするほうが、気分がラクだ。
起きて、朝食。
美味しい。
今日はバスでベントタに行ってみる。
本当は、ここヒッカドゥワの次はベントタに宿泊しようと思っていた。
しかし、ヒッカドゥワの居心地があまりにも良いので、日帰りで行くことにしたのである。
行く前に、滞在中のホテルのオーナーに延泊したい旨を伝えると、快くOKしてくれた。
小さなホテルはどこもだいたいスリランカ人のファミリーや夫婦が経営しているけれど、ここはスペイン人の40歳前後の男性が営んでいる。
旅行中はひんぱんに「一人で来たの?」と聞かれるのだが、皆「Alone」という言葉を使うのに対し、彼は「Yourself」と言った。
それがなんだか印象的だった。
ホテルに常駐している日本語ペラペラのツアーコンダクター・Kさんの友達がいるという、ベントタのレストランを紹介してもらった。
そこを拠点にベントタ観光ができるように手配してくれたとのこと。ありがたや。
バスで1時間ほどでベントタに到着し、Kさんの友達がいるレストランに行く。
いいところ。
ここでベントタ河クルージングの手配をしてもらう。
この船で行きます。
河は木々に囲まれていて涼しい。
子どものミズオオトカゲ。
小さなワニがいた。
「見られたあなたはラッキーだよ!」と言われてうれしくなる。
大きなミズオオトカゲ。
鳥。
図鑑がないので名前が分からず。
朝はここに花がたくさん咲いていたそうなのだけど、寺院に供えるために周辺の人々が取っていってしまったらしい。
花。
船頭さんが、摘んだ花でネックレスを作ってくれた。
器用だなぁ。
ヤシの木のエリアを通って、2時間のクルーズが終了。
船に揺られて気分が良かった。
レストランに戻って、昼食。
素晴らしいライス&カリー。もちろん美味しい。
食べ終わってから、ウミガメの保護センターに行ってみる。
トゥクトゥクで15分ほどで到着。
めっちゃくちゃかわいい。
足をパタパタ動かして、懸命に泳ぐ姿がかわいらしい。
アルビノのカメもいた。
この他に、前足のないカメなども保護されていた。
タマゴが埋めてある場所。
漁師が毎晩タマゴを見つけて、この施設で1つあたり約15円で買い取っているらしい。
そして孵化させて、海に戻す。
地域の皆でウミガメを守っているのだ。
保護センターでは、片手だけ指のないガイドのおじいさんがわたしに付いてくれて、スリランカ訛りの英語で丁寧に解説をしてくれた。
ビーチにも立ち寄ってみた。
何も無い!
なんでもベントタは、政府指定の「ナショナル・ホリデイ・リゾート」として開発されているそう。
そのせいか、ヒッカドゥワのようにゲストハウスや気軽なレストランが少なく、大型ホテルが多い印象。
見た感じ、ホテルにだけ滞在してのんびり過ごす人が多そうだった。
Kさんに紹介してもらったレストランに戻ってお礼を告げ、バスでヒッカドゥワに戻る。
渋滞もなく1時間ほどで到着。
ホテル付近のレストランに入ってみる。
夕日を見ながらエビを食べます。
この右側のパッションフルーツカクテルが、かわいい見た目をしているのにアルコールが強く、見事に酔っ払ってしまった。
顔が熱い。今日はもう動けない……。
なんと19時に就寝。