小日記

日々のちょっとしたこと

6月13日の日記

一昨日から日記をつけはじめています。

朝起きてコーヒーを飲む。
天気が良いので洗濯機を回す。
洗濯に関して、最近気付いたことがある。
わたしは、柔軟剤のにおいが苦手かもしれない。
ケミカルな香りと、いかにも「家庭」という感じの香りが混ざっているのが、あまり好きではないのだと思う。
同じような人はいないでしょうか?
香水の匂いは大好きなので(香水こそケミカルなのに)、人の嗜好って不思議。

メールを返したり振込をしたり、簡単な作業をしてから朝ごはん。
おみそ汁とかごはんとか魚とかアボカドとか。

夕方まで、今日〆切の原稿をゴゴゴッと書く。
少し休憩をして、夜からは昨日の続きの赤字入れ。

途中で、猫を撫でたり、ヨーグルトやぜんざいを食べたりした。
自宅でのおやつは、ジャムを入れたヨーグルトが定番。
チョコレートは食べるのに抵抗があるし、果物は糖分を摂りたい時に物足りない……という感じでおやつの試行錯誤を続けた結果、ジャムを入れたヨーグルトに落ち着いた。
なので、わたしに何か買ってあげようという方がいらっしゃいましたら、ジャム!が、とっても喜びます。

ぜんざいはニューおやつとして試してみたけど、甘すぎて1日に1回ぐらいしか食べられないことが判明。
少量を1日に何度か食べられるもの、というのも在宅ワークおやつの重要なポイント……。
体にいいおやつを探し求めています。

赤字入れが思うように進まなかったけど、日付が変わったあたりで切り上げる。
深夜にメールを送るのを躊躇して、はじめてGmailの予約送信機能を使ってみる。


わざわざ真ん中で寝る猫。

6月12日の日記

昨日から日記をつけはじめています。

朝起きてコーヒーを飲む。
スターバックスの水出しコーヒー。
コーヒーのパックを水に入れ、24時間抽出させて作るやつ。
最初は、みるみる黒くなっていく水を見て「24時間も放置するの……?」と若干不安になったけど、飲んでみるととても美味しいのでした。

急ぎのメールを返したり、イラストレーターに連絡を入れたりする。
宅急便でゲラが届いたのを受け取る。

10時ぐらいに朝ごはんを食べる。
みそ汁と卵かけご飯with食べるラー油
わたしは今、第何次だか分からない食べるラー油ブーム。もう令和だというのに。

食べ終わり、請求書を一通作る。
鈴木其一の朝顔図屏風の切手を貼って送る。
金色が綺麗。自己満です。

そのあとは、延々とゲラに赤字を入れていく作業。
わたしが4月〜GWを使い切って書いた原稿を、監修の先生が「よく頑張って書きましたね」と言ってくださった。
とても頼りになり、どこまでも謙虚な方で、立派な人って皆そうだよね……と思った。
それが励みになり、今わたしは粛々と赤字を入れている。
……それにしても、意外と時間がかかる。
今週の他の仕事は大丈夫だろうか。。。

作業の途中で、カレーライスを食べたりネコを撫でたりした。

夜には燃え尽き、近所の体育館へバドミントンをしに行く。
仲が良すぎない人たちと軽く会話もできたし、いい気分転換。超リフレッシュした感じ。スッキリした。
仕事が残ってたので、バドミントン後の飲み会には行かず。

帰りの電車で、ウェブ記事一本分の最終チェックをして「問題ありません」の返事を送る。

スーパーでお惣菜やヨーグルトを買って帰宅。
メールを返したり、イラストレーターに資料を送ったり、赤字を整えて戻したりした。
本当はもうちょっと進めたかったけど、深夜の作業は集中力が落ちてヒヤリハットが多いので、えいやっと切り上げる。

昨日案出しして一晩寝かせたプロットを見直す。
あれ、悪くないじゃん、もしかして、おもしろい? という気がしてきた。
一晩寝かせるって、時間を置いて冷静になって見直すことに意味があるのに、「いいね!」って思っちゃってるのどうなんだろう。
結局そのまま送ったので、本当にただ寝かせただけになってしまった。カレーじゃないんだから。

6月11日の日記

今日からまた日記を書いてみようと思う。
毎日流れるように過ぎてしまうので……。

朝起きると久しぶりに晴れ。
洗濯と料理をする。
会社員が通勤時間で仕事モードに切り替わるように、わたしは家事をして徐々に目を覚まします。

午前中は原稿を一本仕上げた。
だいぶ前に取材したやつなのに、時間がかかってしまった。
時間がかかった理由は、なんとなく書きはじめてしまったから。
「書きはじめる前にしっかりと構成を決めることが大事」という当たり前のことが身にしみた。

先週書いたウェブ記事の原稿が、今日公開されてた。
ランキング2位。1日に十数本も記事がアップされてるサイトなので、なかなか検討してると思う。
このサイトでわたしが書いた記事が掲載されたのは3本目で、4位、3位、2位と、モーグル上村愛子選手のようにひとつずつ順位を上げている。
でも順位にはあまりこだわらないようにしよう。

午後からは別の仕事。プロットの直し。
けっこう案を出したけど、「ログラインをしっかりと」と全部返ってきたので考え直す。
机に向かってても思いつかないので、ネコを撫でたり、ヨーグルトを食べたり、本を見たり、たまに寝転がったりしながら考える。
アイディア出しって、手をつければ進むってわけじゃないからいちばん大変。
結局、5つぐらい考える。
〆切は明日なので、ちょっと寝かせる。

ゲラに赤字を入れる仕事とかも少し進めておきたかったけど、今日はもういっか……と思って映画を観に行く。
うちから徒歩圏内にシネコンがあるのです。

観たのは『アラジン』。
小学1年か2年のときに、親に連れて行ってもらったディズニー・オン・アイスのアラジンを見て以来、わたしはアラジンが超大好き。
ディズニーのロマンチックなアラジンも、原作のアラビアンナイトの妖しい雰囲気も好きだけど、いちばん好きなのは意外にも劇団四季のアラジン。
ジーニーの面白さがいちばん出てる気がする。日本向けの脚本になってるからかもしれないけど。

今公開中の実写版もなかなかよかった。
ジーニー(ウィルスミス)の切ない演技が良かった。好きなシーン。
もはや言うのも野暮だけど、やっぱりアラジンは音楽が最高。
アラジンの友達3人組が出てこなかったので、あれは劇団四季だけの設定なのだとほぼ確信した。

映画館を出ると雨。
傘を買うかの判断を先延ばしにして、蔦屋家電をパトロール。本を2冊買う。
スーパーにも立ち寄って、外に出ると雨は小ぶりになってた。
のんびり歩いて帰宅して今。

聴き比べをどうぞ↓

フレンド・ライク・ミー

フレンド・ライク・ミー

フレンド ライク ミー

フレンド ライク ミー

最近観た映画5本

アメリカン・アニマルズ』
面白かった。
鑑賞中はハラハラドキドキして怖いんだけど、観終わって思い返すと笑えるという、ふしぎな感覚が味わえる。
ダンケルク』で民間船に乗ってイギリス兵を救出しに行ったジョージ役のバリー・コーガンが主演。今思い出したけど、ジョージの死に方ってチョーかわいそうだったよね……。

『ドント・ウォーリー』
面白かった。
ホアキン・フェニックスってめっちゃくちゃ演技うまい。

『ある少年の告白』
面白かった。こういうかためのテーマの作品好き。
どうしても変えられないことを否定されるって悲しいしつらい。

『シャザム!』
面白かった。
マーベルの映画ってあまり見たことないけど、ふつうに面白かった。


これは過去作。
スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団
面白かった。先月観た『ショーン・オブ・ザ・デッド』でエドガー・ライト監督熱が再燃したので。
あらすじはこう。冴えないオタクの主人公スコット・ピルグリムが、ファンキーな女の子フラワーズに一目惚れ。すぐ両思いになるものの、フラワーズと付き合うために彼女の元カレ7人と対決していく……というコメディ。
冴えないオタクが破天荒気味の女の子を好きになるというわりとよくある話。でもこの映画は、主人公のスコット・ピルグリムがクソ男なのが最高だと思う。
恋愛経験がロクになくコミュ力が低いゆえに、新しく好きな人ができたとたん彼女を雑に振ったり。ゆるく二股かけてたり。ピュアを盾にしてそういうことする人を見事に描いているなぁって思った。そこは重要な見所じゃないけど、わたしには刺さった。
原作のマンガもかわいいのでオススメ。英語分からなくてもなんとなく読める。

Scott Pilgrim Vol. 1 (of 6): Scott Pilgrim's Precious Little Life - Color Edition (English Edition)

Scott Pilgrim Vol. 1 (of 6): Scott Pilgrim's Precious Little Life - Color Edition (English Edition)

映画『愛がなんだ』はリトマス紙

「飛んで火に入る夏の虫子ちゃん」
これは、かつてわたしの恋話を聞いた会社の先輩が放ったひとことである。思わず笑ってしまったし、この先輩とは今でも仲良しだ。
それから数年後、映画『愛がなんだ』を観てわたしは思う。
「この女、飛んで火に入る夏の虫子ちゃんだな……」

原作者の角田光代さんは『八日目の蝉』や『紙の月』などのベストセラーを多く生み出している。
しかしわたしは、この『愛がなんだ』がいちばん好きだったりする。
はじめて読んだとき、「なにこれ、めっちゃくちゃ面白いじゃん」と震えた。
理由は下記。
1.男に振り回される主人公が全く可哀想じゃなくて楽しそうだし可愛い
2.主人公を振り回す男にも人間味がある

2について。
主人公の山田さんが想いを寄せる男マモルは、山田さんのことを都合のいい女扱いをする。
「この男なに考えてんだ」「キモ」「コワ」「サイコパスかよ」「調子乗ってんなぁ」とか思う。
しかし、物語の途中で、マモルに好きな女ができる。
好きな女の前では、好かれようとがんばってしまいカッコ悪いマモル。調子に乗ってない。「サイコパスかよ」と思ったけど、ちゃんと人間だったことが分かる。

この、二面性を見せる仕掛けが最高。
(ちなみに、同じく角田光代著『くまちゃん』では、上記のような仕掛けが延々と続いてて面白い)

わたしは角田光代さんの男性の描き方が抜群に好き。
女性目線の恋愛小説にもかかわらず、悪者でもヒーローでもなく描いていく。
翻って現実の自分自身だって、恋愛の相手を貶めることも救うこともできないわけで。

たぶんだけど『愛がなんだ』は、「最高」と思う人とそうじゃない人に分かれると思う。
「最高」と思う人は、実際はどうあれ、「飛んで火に入る夏の虫子(または虫男)」の素質が少なからずあるのでしょう。

自分は夏の虫子かどうか?
映画館で確かめてみるのも一興です。

愛がなんだ (角川文庫)

愛がなんだ (角川文庫)

くまちゃん (新潮文庫)

くまちゃん (新潮文庫)

横山華山展に行ったら、蘭亭の会がチョー楽しそうだった件

宮城県美術館で開催されている、横山華山展に行ってきました。
久しぶりに美術館に行って、とても楽しかったです。少し感想など書きたいと思います。

横山華山とは江戸時代後期の画家です。
構図はダイナミック。だけど描写が細かいの。そこが魅力だなぁとわたし(アート素人)は思いました。
多作なのにどれも超力作。手を抜かない丁寧な仕事をした人が評価されて、後世に名を残しているっていうのは素晴らしいです。
同じ頃に活躍している、仙厓和尚のような力の抜けた作品も大好きだけどね。

見どころの1つは「祇園祭礼図巻」。
祇園祭の様子を、上下二巻、合計30メートルもの長さを使って描いています。
下絵も併せて展示してありました。下絵にはメモがびっしり書かれてて、しっかり取材したことが伝わってきます。
縦に長い祭りの山鉾を、横に長い絵巻に合わせてトリミングして描いてありました。その構図が洒落てるというか、気が利いてるというか、なんともカッコいい。

好きだなぁと思ったのが「蘭亭曲水図」シリーズ。
蘭亭曲水図とは、中国(晋のころ)の王羲之さんが蘭亭で催していた「蘭亭の会」という詩歌の会合を描いたもの。
この蘭亭の会が、チョー楽しそうだった。
盃を川に流し、目の前を通るまでに作詩するっていうゲームをやるんだけど、詩ができなかったら酒を飲まされる罰ゲーム(?)あり。
今でいうと、ダーツバーで罰ゲームにテキーラショットを一気するみたいなノリでしょうか。
※ちょっとちがいますね、はい→ 東京国立博物館 - 1089ブログ
ちなみに、日本のローカルルールはこちらのようです→ 曲水の宴(きょくすいのえん)とは - コトバンク

動物の絵もよかったです。
江戸時代には、見世物として船でトラなどが日本に入ってきています。
でもやっぱり、サルとか、雪のなかのカラスとか、古くからいる生き物のほうが、生き生き描かれてるような気がしました。

宮城県美術館は人が少なくて良いです。時間をかけて見ても疲れません。
雰囲気としては、銀座の出光美術館に似てる気がします。上野に比べると小ぢんまりしてて、でももったいぶらずに会場いっぱいに作品が展示されている感じ。

宮城にいる人は行ってみるといいと思います。

あったかもしれない未来から目線

GW突入前、24日から帰省しております。
もちろん仕事してるんですが、自分で準備しなくても三食出てきて、片付けも両親がやってくれて(落ち着いたら手伝います……)、部屋もきれいに保たれている。
最高の環境です。もし専業主夫がいたらこんな感じなのでしょうか。

実家にはわたしの部屋が残っていて、むかし勉強していた机でパソコンをポチポチ。
東京にいると、「家賃が払えなくなったらいられなくなるんだな……」とか「安定した仕事があるわけじゃないんだよな……」とか「近くに実家がある人とか旦那さんの収入がある人がうらやましいな……」とか「会社にしちゃったな〜〜〜」など、不安になることがあります。
が、しかし、かつての自分の部屋で作業してると、「今の生活なかなかいいと思うよ」って、なぜか第三者の目線で思います。
地元で就職して実家に残っているという、「あったかもしれない未来」の自分目線のような気がします。

スヌーピーの名言に「配られたカードで勝負するしかないのさ」っていうのがありますが、べつに勝負ではないけど、そういうことなのかなと腑に落ちます。
やらない後悔よりはやった後悔のほうがいいしね。


布団にむりやり潜り込もうとするネコ。