3/28 ビール
仕事。
終わってから、食事に行ってきました。
赤坂見附のカナユニというフレンチ。
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メニューがおもしろいのです。
「噛むのが面倒な方は……」とか「エーゲ海のムードを楽しみたい方へ」とか、料理ごとにテーマが決まってます。
先日、平松洋子さんのエッセイを読んでいたら、こんな記述がありました。
味覚はどんどん発達していきます。味を感知する味蕾が開発されていく。感能力を身につけていくわけです。こどものときはちっともおいしいなんて思わなかったのに、「あれ?」。意外にいけるじゃないの、と箸を伸ばす。「わわ!」今までソンしてたよー。そのときの快感といったらありません。世界がぱあっと明るくなった気がする。そして、にんまりほくそ笑む。
「オレもオトナになったんだなぁ〜」
うぐうぐうぐ、オトナは幸せそうにビールを飲み干します。でもねえ、最初からあんなにうれしかったわけじゃないんですよ。苦みや辛みのなかにある味をおいしいと感じる、その味蕾がじゅうぶんに育ったからこそ、晴れてビールの味を爽快だと感じられるようになった。
- 作者: 平松洋子
- 出版社/メーカー: イースト・プレス
- 発売日: 2011/10/04
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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でも、ビール好きな人はみんな最高においしい飲み物みたいに飲んでいて、とてもうらやましい!
平松洋子さんによると、ビールがおいしく飲めないのは、味蕾が育ってないからだと。この本を読んでから、これからお酒を飲む機会があるときは、1杯めは必ずビールにして、ビールを飲む練習をしようと決めました。
この日はこのビールを飲んでみた。
思っていたより飲めた! 炭酸が弱く、あまり苦くなくてフルーティー。
でも、やっぱり美味しくはなかった……。
子供のころキライだったトマトも茄子も、今では大好きな食べ物だし、大人になってからも食べられなかった辛いタイ料理や韓国料理を「味がおいしいから」と思ってムリに食べていたら食べられるようになったし(食い意地の勝利……)、ビールもきっと飲めるようになる気がする!