小日記

日々のちょっとしたこと

○○が無い

いつもお世話になっている大好きな動物学者の先生に協力してもらって、ある動物のある調査をしようとしている。

きっかけは、私が6年間同棲していた彼氏とうまくいっていなくて、ウダウダしていたときのこと(笑)。
ふさぎ込んでいるときに先生と飲みに行き、「何か新しいことはじめてみたら。僕、◯◯の調査もしなきゃなぁと思ってるんだけど、やってみる?」と誘ってもらったのだ。
その"◯◯の調査"について先生に火を付けたのが、わたしが作った野ネコの剥製標本がきっかけだったので、わたしも"◯◯の調査"には興味があった。

何より、日本中で誰も知らないことを調べるというのはワクワクした。
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私は「ろくに論文も書いたことないし、周りを見渡してみても調査や研究をやってる人って賢いし、大学院とか行ってるぞ……」と不安だったのだけど、先生の経験上では、調査研究は働きながらやるのがいいらしい。お金がそれなりにあるから、気持ちに余裕ができるし、研究に少しはお金がかけられる。
大学とかは、もし権威が必要になったら行けばいいとのこと。

確かに、机に座って授業を聞くような勉強はしたくない。
というのも、私たちが月に一回山で行っているフィールドワークに、大学の偉い先生方が遊びに来たことがあるのだけれど、あまり魅力的でないし話がつまらないのである(ちなみにいびきも超うるさい)。
勉強嫌いのわたしは、お金を払ってこういう人たちの話を座学で聞かなければならないことを考えて、気が遠くなったのだった。
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……しかしこのことは、要らぬ心配で終わることになる。

「◯◯の研究」の◯◯がそもそも手に入らず、調査のしようがないのである。
先生がこの課題に興味を持つきっかけになった野ネコの剥製標本を作ったときに、偶然◯◯が手に入ったのだけど、それは奇跡的なことだったようだ。

研究をはじめるぞ!と意気込んでから早2ヶ月。
まだ◯◯がひとつも手に入らない。のんびりやるしかないな。