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小日記

平日は普通のOL、週末は剥製師。日々のちょっとしたことを書いてます。

6月も山へ

6月も山に行ってきた。
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この道を通って、先に着いてるみんなのもとへ。
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好きな人たちが待っている場所まで、森の中を一人歩くというのはいいものだと思った。
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作業場で、前月途中まで作った子鹿の剥製標本作りの続きをやった。1年前に山小屋のトイレに挟まって死んでいたという個体。
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見つけた直後に、取り急ぎ測られたデータ。剥製標本にする前は、しつこいぐらい色んなところの長さを測りました。

この子鹿は本剥製にする。
「10体の仮剥製を作って、上手くなったら本剥製作りをしよう」と動物学者の先生(71歳)と約束していて、まだ7体しか仮剥製を作れていないにも関わらず、本剥製にすることにした。

というのも、この子鹿があまりにもきれいで模様が美しかったから。死んだのが可哀想と、つい思ってしまうぐらいかわいかった。解凍の途中で「仮剥製にするにはもったいない」と思い、先生にお願いした次第でした。

前月は皮を剥ぐところまでやり、今回やった作業は下記。

  • 頭骨をきれいにする
  • 骨組みを作る
  • 骨組みに皮を被せる
  • 耳がたれないように、薄く裂いて支えを入れる
  • 全体を縫う

この作業を、二日がかりでかなり丁寧にやったので、きれいにできた。何せ、みんなが山を散策をしている間も作業していたからな。
せっかく山に来たのにほとんど出歩いてない……。

仮剥製と違って、頭には頭骨を入れるので、頭部は生きていたとき(見てないけど)のように形がきれい。

今回の発見は下記。

  • 角が生えてくるところは、頭骨には何も跡はなく、皮膚のほうだけ小さく丸くこげ茶色になっていた。不思議。
  • タヌキやアナグマと違って、口の開く部分が狭い。タヌキやアナグマは、いちばんおくの奥歯のところまで口が裂けていてパカッと開くようになっているが、シカは人間のように頬っぺたの部分がある。
  • まつ毛が長い。そして、それを全部きれいに皮膚側に残せた!我ながら上達したなぁ。
  • 頭骨は天辺から四方向に割れ目が入っていた。小鹿だったからかも。これからガッチリと4つの頭蓋骨がくっつくはずだったんだろう。


足の付け根のところにもうちょっと多く綿を入れたら、きっともっときれいな動物らしい形になったはず。次回への反省。
とは言え、標本資料としては申し分ないはず。

来月はデグーの剥製標本を作らせてもらう。
ペットとして飼われていたもので、死因は老衰らしい。
そのデグーも本剥製にする予定。きっと愛されてたかわいいやつだ。またきれいに作るぞ。

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帰りに、サルがいた!