小日記

日々のちょっとしたこと

最近読んだ本8冊

備忘録。

『英国一家、日本を食べる』

英国一家、日本を食べる (亜紀書房翻訳ノンフィクション・シリーズ)

英国一家、日本を食べる (亜紀書房翻訳ノンフィクション・シリーズ)

すごく面白かった!この本で久しぶりに活字を読んだのだけど、すごく面白かったのですらすら読めた。
著者がひねくれもので、口が悪そうなのが良い。アニメ化もしているんだね。
私は著者のいじわるな視点(性格の悪さ)が好きなので、原作のほうが楽しかった。


『東京百景』

とても面白かったし、全部好き。通勤時間にちまちま読んでいて、これが読みたくて「仕事早く終わらないかな」と思うぐらい。いま手元にないのでどれと書けないのだけど、たくさんドッグイヤーした。装丁も素敵だよね。


『火花』

火花

火花

最初の4ページの神谷さん登場シーンがとてもかっこよくて好き。
登場人物がみんな素直に会話をしないので、時折気持ちがこぼれるシーンがあるとドキッとする。
ラストシーンは、絶望的で笑えない(と私は受け取った)のだけれど、それでもたった1%ぐらいは前向きさがある終わり方で、そのバランスが、本谷有希子の小説や舞台に似ている気がした。


『いぬやしき』

いぬやしき(1)

いぬやしき(1)

こわかった。


三島由紀夫レター教室』

三島由紀夫レター教室 (ちくま文庫)

三島由紀夫レター教室 (ちくま文庫)

インテリな人が描く、皮肉や狡猾な話っておもしろい。


『迷宮』

迷宮 (新潮文庫)

迷宮 (新潮文庫)

中村文則は大好きでたくさん読んでいるのだけど、そろそろタイトルと内容が一致しなくなってきた。これももしかして再読だったかもしれない。でもとても面白かったしやっぱり好きだと思った。


奥田民生になりたいボーイ 出会う男すべて狂わせるガール』

おもしろかった。読んだ人と話したくなる。


『持たざる者』

持たざる者

持たざる者

おもしろかった!
第一話目の、修人が妻を追い詰めるところで「うわぁ……」ってなった。。。相手の感情を無視して、正論で追い詰めて説得する感じが、見ていられなくて。
どれも息苦しい話で、読んでいてじわじわとつらい気持ちになっていくのだけど、その空気感をもっと味わいたくて、ページをめくる手が止まらなくなる本だった。

金原ひとみは、そういえば昔読んだ『アッシュベイビー』も面白かった気がする。これからハマりそう。