小日記

日々のちょっとしたこと

ヨーロッパ鉄道旅行1―オランダ・アムステルダム1日目

4月から環境が変わって、本当に色々なことがあった。「僕が旅に出る理由はだいたい100個くらい」あればかっこいいけれど、私の場合、理由は0個のただの現実逃避の旅。
まぁ、それはそれで楽しいから良いのです。

行ってきます。
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ひとりで飛行機に乗ったときの、離陸する瞬間がすごく好きなのは、自由を感じて幸せな気持ちになるから。

隣の席には宮部みゆきの小説に出てきそうな少年が乗っていて、A4用紙にわけのわからない数式を書き続けている。斬新な時間のつぶし方だ。

iTunesでダウンロードしてきた映画を見る。『ウォーム・ボディーズ』。英国俳優ブームに乗っかりたくて。

映画『ウォーム・ボディーズ』予告編 - YouTube
ありえない設定と展開なのに、登場人物たちはものすごくシリアスなのでそのギャップがおもしろかった。そしてかわいい話だった。

はじめて乗るエティハド航空は、冷房が強すぎるのは難点だけど、機内食が美味しかった。
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隣の少年は17歳くらいかなと思っていたら、機内食を食べるときにビールを頼んでいたので、そこまで若くはないことがわかる。
食べ終わってから「なに書いてるんですか」と話しかけてみた。
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物理の数式らしい。
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わっけわからん……。

少年は大学院生で、ドレスデンで行われる物理の発表会(?)に教授のアシスタントとして行くらしい。
彼は物理について考え出すと止まらないらしい。何がおもしろいのか聞いてみると、例えば、飛行機が飛ぶことはみんな知っている。しかし、理由ははっきりとはわかっていない。そういったような、「事実はみんな知っているのに理由がわかっていないこと」が世の中にはたくさんあるらしく、それを解明するために考えるのが好き、とのことだった。

一時間ぐらいお互いのことをあれこれ話し、眠くなってきたので寝た。

しばらくして、子どものギャン泣き声で目を覚ますと、少年はまだ数式を書き続けていた。

アブダビ空港で飛行機を乗り換える。
ゴージャスな空港内。
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機内では、時差ボケが少しでも直るように、照明が暗くなったら眠り、機内食が出たらお腹が空いてなくてもがんばって食べた。いつもこれを怠けて好き勝手に過ごすから、いつまでも時差ボケのままなんだと思う。


アムステルダムの空港に到着。
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アムステルダム中央駅行きの鉄道に乗る。
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中央駅はこんな感じ。
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ピアノが置いてあった。
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観光案内所。
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ここでアムステルダムカードを買う。
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アムステルダムカードとは、公共の交通機関や美術館、博物館などがフリーで使えるようになるカード。コペンハーゲンストックホルムにもあったやつです。
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↑これはコペンハーゲンカード。

24時間、48時間、72時間から選べて、今回は24時間のを買った。

トラムに乗ってホテルの最寄駅まで行く。
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優先席のシートの模様がわかりやすい。
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トラムを降り、かなり迷ってホテルに到着。
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WiFiをゲットしたけれど、到着の連絡を誰かにする必要がないことに、自由さとさみしさと身軽さをそれぞれ少しずつ感じて、ないものねだりだなと思う。

翌日の朝食を、向かいにあるスーパーへ買いに行く。レジが、北欧で見たのと同じベルトコンベアースタイルでした。
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このあと、ホテルのフロントの人に教えてもらったレストランに晩御飯を食べに行く。地元の人が集まるおいしいお店、とのこと。
英語を読むのが面倒で、「本日のオススメ」みたいなやつを注文してみる。
すると……
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贅沢!
とても美味しかった。剥製作りのテクニックを活かし、関節をはずすのはかなり上手だったと思う。

隣では男子会が行われていた。
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トラムでまた中央駅まで行き、クルージングに参加してみる。
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運転手は、ラピュタのドーラおばさんに似た、頼りになりそうな女性。
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少しずつ暗くなる。
PM8:10
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PM8:25
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PM8:35
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PM8:45
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PM8:50
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PM8:55
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船を降りるとすっかり夜。中央駅がきれい。
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このあと、ライチェ広場に行ってみる。
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カジノがあったけれど、あやしすぎるのでやめておいた。
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日本公開になっていない、エイミー・ワインハウスのドキュメンタリーをやっていた!
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英語がわかれば観るのにな……。

大道芸人がいた。街灯にのぼってサッカーボールをあやつっていた。
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それにしても、アムステルダムの街というのは、本当に穏やか。夜でも全く危険を感じない。調子に乗って22時頃まで出歩いてしまった。

明日はもうちょっと早めにホテルに戻ろう。

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