小日記

日々のちょっとしたこと

スイカが美味しくて感動した

f:id:mihocomiho:20160807201843j:image

わたしにとってスイカは、スーパーで売っているものではなく、父の実家の畑に生っているものだった。
甘いのを見分けるコツは、叩いてみて乾いた音がするかどうか。広い畑に実るスイカとスイカの間を行き来し、「これだ!」というひとつを探す。もう亡くなった頑固な祖父は「家のスイカは種が多いからイヤだ。スーパーで売ってるもののほうが食べやすくていい」と言っていたけど、わたしは畑に行って選んでくるのが楽しかったから、父の実家で採れるものが好きだった。
みんなで食べながら、「選び方が上手い」と褒められたしね(甘やかされすぎ)。

そして今では、スイカを食べるときは、1/8にカットされて299円ぐらいで売られているものを買ってる。
人のために料理をしなくなると果物を食べなくなるなーと思う。大きい果物だと尚更。久しぶりに食べたそれはみずみずしくてすごく美味しく感じた。1人で食べきれたし、どっちを買うか迷って選ばなかったハーゲンダッツより全然美味しいじゃんと思った。
そういえば夏〜秋の果物が大好きなんだよなぁと思い出した。桃、ぶどう、梨、柿とか、全部。

食い意地が張っているからなのか、「真ん中食べていーよ」と言われると「いいの!?ちょう優しい好き」と思う。そしてまた自分がそう言うのも好きである。
畑からスイカを選んで採ってくる楽しみは無くなってしまったけれど、「真ん中食べていーよ」と言ったり言われたりする嬉しさと愛しさ。
1人で食べてもじゅうぶん美味しいが、大きい果物は2人以上で食べるのが良いかもなーと思った日曜日。