小日記

ただのOL、たまに社長。日々のちょっとしたこと。

映画『魔法にかけられて』は『ローマの休日』みたいなラストかと思ったけど違った件

先日、『魔法にかけられて』を観ました。

「アニメーションの世界」に暮らす心優しいプリンセスのジゼルは、夢にまで見た王子様との結婚式の当日、意地悪な魔女に騙されて魔法をかけられてしまい、世にも恐ろしい世界へ追放されてしまう。そこは「おとぎの国」とは正反対の刺激的な「現代のニューヨーク」で、ジゼルはパニックに陥ってしまう。(Yahoo!映画より)

※ネタバレです

ディズニーの自己パロディ? すごく面白かったです。
ナンシーがかわいそうというか切ないというか、彼女の扱いが衝撃でした。ずっとナンシーのことを心配しながら観てしまいました。
主人公のジゼルが、「運命」とか「本当の愛」ばかり言ってるのですが、途中から複雑な感情を覚えていく過程にキュンとします。
愛、恋、女らしさ、運命って?結婚って何?などなど、いろんなことを問いかけているようにも感じられましたが、何も答えを出してくれないままハッピーエンドになるのも面白かったです。

さて表題の件です。
わたしは『ローマの休日』のラストシーンが大好きです。
ジョン・カーニー監督の『once ダブリンの街角で』や『はじまりのうた』も似た理由で好きです。
どういうことかと言うと、「好き以外の言葉で気持ちを伝え、両思いなのに結ばれない」みたいな切ない展開が好きなのです。。。死別よりかなしいように感じる。

それで、この『魔法にかけられて』も、途中まで「これはわたしの好きなオチが来るぞ」と予想してホクホク観ていました。そしたら全然ちがいました。

穂村弘のエッセイ『絶叫委員会』にはこんな一節があります。

絶叫委員会 (ちくま文庫)

絶叫委員会 (ちくま文庫)

例えば「好きだ愛してる君を一生離さない」というのはど真ん中のストレートではなくただの棒球であり、ブルーハーツリンダリンダの歌詞「愛じゃなくても恋じゃなくても 君を離しはしない」、このように言ってはじめて直球であると。
棒球と直球ストレートの違いって、色んなことに言えそうで面白いです。

話が若干逸れました。

言外の意味を察してる余裕なんて現実では自分にも誰にもありえない。だからこそそういう展開の映画にロマンと憧れを感じるのかもなーと思いました。