小日記

日々のちょっとしたこと

不思議な力を信じる?

今日は墓参りデーでした。
近所にある母方の祖母のところと、ちょっと遠くにある友達のところの、二箇所行きました。いつも通り一人です。

ちょっと遠くにある友達のお墓で起きたことを書きたいと思います。

友達のご家族はお墓をいつもきれいに手入れされてるので、わたしは毎回手ブラで行くんですね。
でも今日はたまたま、供えられてたお花が枯れていました。GWって忙しいもんね。

花を買ってこなかった自分に「あーわたしのバカ」と思いました。
この墓地は、最寄り駅はめったに電車が止まらない路線だし、さらに駅から徒歩40分の場所にあります。
そんなところに花屋なんてあるわけないし、そもそも同じ時間に墓参りに来てる人なんていない……と思ったら、一人いた!
地元の人っぽかったので、「このへんに花屋ってありますか」と尋ねると、「無いです」とのこと。だよね。

花を買うことは諦めました。
せめてと思って、枯れた花は捨てて、少し生きてる花からはカラカラになった葉っぱを取り、茎を洗って水を変えて供え直しました。

ふと、共同の水道のまわりが散らかって汚れているのが気になりました。広い墓地の共同のものですが「軽く掃除していこう」と思いました。
しばらく掃除をしていると、先ほどの地元民が通りかかり(用事が終わった帰りらしい)、まだいたわたしを見つけて、「車で行ける場所になら花屋あるみたいですけど乗っていきますか?」と声を掛けてくれました。

ちなみに、友達のお墓は敷地の奥のほうにあり、共同の水道は墓地の入り口付近にあります。
もしもわたしが友達のお墓の前にいたら、地元民はまだわたしがいることには絶対に気付かず、通り過ぎていたことでしょう。
墓地の入り口付近で、なぜか気が向いて掃除をしてたから、気付かれたのでした。

連れて行ってもらった花屋は、「よくこんな場所で花屋やろうと思ったね!?」というような住宅地にありました。都会の人に伝えたいんですが、田舎の何もなさって本当にスゴイんですよ。
そこのおばさまもいい人で、仏花にかすみ草とユリの花を足してくれました。これで季節感出たね。

地元民にまたお墓まで送ってもらい、無事に花を供えることができました。
この日はにわか雨が降っていたのですが、この時間だけは気持ちよく晴れていました。

スピリチュアルっぽい話になってしまうのですが、この一連の騒動、友達がなにかしたとしか思えないのです。
たまたま来ていた地元民。
話しかけたわたし。
水道の周りが散らかっていたから(普段なら気付かない)、しばらく墓地の入り口付近で掃除していたわたし。
再び通りかかってわたしを見つけた地元民。
たまたまあった住宅地のなかの花屋。
晴れていた空。

友達「あ、かじみほ(友達はわたしをそう呼んでいた)が来た! 今日は手ブラでは来ないでほしかったなー。そうだ、ちょっと掃除させよう。それで、ああして、こうして……。その時間は晴れさせておくからさ」
みたいな感じでしょうか。そこまでして花を供えて欲しかったなら言ってよ!と言いたい。
それと、地元民がめっちゃいい人だったので、天国の「徳」のルールを知りませんが、ちょっと「徳」をあげてほしいです。

あと、友達のお墓にはノートが置いてあります。
訪ねた人がアレコレ書けるようになっていて、友達の両親との交流の場にもなっています。
雨避けに、そのノートはジップロック+タッパー+ビニール袋に入れられています。しかし、今日はジップロックが劣化し破れていました。

話が180度変わりますが、わたしは本来めっちゃ忘れ物をするタイプです。
忘れ物防止のため、100均の透明なポーチに、Wi-Fi、名刺入れ、イヤホン、ティッシュ、ハンカチなどをまとまて入れて、持ち歩いています。
ある日、仕事で「女性のカバンの中身」についてヒアリングをされたことがありました。
わたしは忘れ物防止の工夫としてそれを見せると、全くオシャレじゃないそのポーチ(だって100均だもん)に戸惑う相手。
相手「なんでこれに入れてるの?」
私「なんでって、なんですか?」
相手「えっと、これでいいの?」
私「あ、オシャレじゃないってことですか!?」
忘れ物防止のためのポーチに対して「オシャレにする」という考えがなかった私はビックリ。とは言え困ることは何もなかったので、引き続き使用していました。

話を戻します。
今日ももちろん持っている、その100均の透明ポーチ。中身を全部出して、ジップロックに入ったノートを入れました。防水ではないけど、次にご家族が来るまでぐらいは雨風はしのげるだろう。
そしてこの出来事も、友達が「買い替えなよwwいや、いいと思うけどww」とか思ってて、こうさせられたように感じます。
また、100均ポーチだけでは心許なかったので、持ってた化粧ポーチの中身も全部出して、ノートをさらにそこへ入れました。化粧ポーチのほうは布だから気休めだけど。
これも友達からの「ついでにそっちも買い換えなよww」というメッセージな気がするぞ。確かに、化粧ポーチはエミレーツ航空から貰った謎のゾウ柄のもので、全くオシャレじゃないのです。

でもこれで、破れたジップロック+100均のポーチ+布の化粧ポーチ+タッパー+ビニール袋に、ノートは守られることになりました。少しの間なら安心かな。

なんか、友達が、笑って見てそう。