スリランカ旅行27日目・コロンボ
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おはようございます。
先日からヒッカドゥワに滞在しています。
7時に起床して朝食。
ホテルのスタッフとの会話が増えてきた。
「おはよう」「よく眠れた?」「今日は何するの?」
人と仲良くなるのは簡単でシンプルなことだと思い出す。
笑顔と挨拶と気づかいと質問。
さて今日は、コロンボまで足を伸ばしてみる。
ホテルの前でバスを拾い、2時間半ほどでコロンボのデワヒラに到着。
そこからトゥクトゥクでデワヒラ動物園へ。
園内マップ。
回り方が難しいがとりあえず歩いてみる。
ジャングルキャット。
パタスザル。
ヒョウ。
マダラジカ。
マメジカ。
シカ科ではなくマメジカ科。
クーズー。
クロサイ。
イグアナ。
ミナミシマフクロウ。
オランウータン。
リーチュエ。
こんなふうに座るんだね。
ライオン。
整列しているカメ。
フラミンゴの柵が、あってないようなもの!
飛んでいかないのかな。
アミメキリンの柵も低い。
キリンの色は、実は黄色じゃなくて茶色。
脱走したのか野良なのかわからないトカゲ。
暑さでぐったりしているヒグマ……。
わりと大きな動物園で、それぞれの動物に割り当てられているスペースも広い。
遠足の子供たちがめちゃくちゃたくさんいた。
たぶん一校だけではなさそうだった。
総勢100人はいたと思う。
ものすごく暑くて、汗だくになりながら歩く。
大好きなハイランドミルク! また会えた。
暑すぎて、早く冷房の効いた建物の中に入りたいと思いながらも、「もう一回見に行けば、奥に引っ込んでた動物が出てきているかもしれない」と思って、広い園内を2周した。
満足して、動物園を後にする。
再びトゥクトゥクを拾って、「パラダイス・ロード・ザ・ギャラリー・カフェ」へ。
「パラダイス・ロード・ザ・ギャラリー・カフェ」とは、スリランカの建築家・ジェフリーバワの事務所を改装したカフェ。
行く途中、コロンボの大きな道路を通って行ったのだけど、道が混みすぎてて危険を感じた。
近くで降ろしてもらって歩いて行く。
中に入ってみると……
なんかすごい。
三週間前に、同じくジェフリーバワ建築のホテル「ヘリタンス・カンダラマ」に宿泊したときも、「なんかすごい」と思った。
建築の知識がないため、とりあえずすごいことしか分からない。
チキンをいただきます。
表参道の美味しいカフェで出てくる料理の味がした。
満足して、次は国立自然史博物館へ。
これはコロンボ国立博物館。
自然史博物館はこの裏にひっそりと建っていた。
チケットを買って中に入ると、首から社員証みたいな札を下げたガイドが付いてくれた。
さかなクンのような人で、終始ハイテンション且つフレンドリー。
解説を聞きながら見て回る。
昔はスリランカにもライオンがいたらしい。
剥製も骨格標本もわりと充実していて、今回の旅行で訪れたウィルパットゥ国立公園と、ヤーラ国立公園と、ブンドゥラ保護区と、ホエールウォッチングと、ウミガメの保護センターと、デワヒラ動物園で見た動物たちの復習をしているようで面白かった。
「この鳥は、えーと、スプーン、、、スプーンビル(ヘラサギ)!」
「これはスリランカの国鳥の、、えーと、セイロンヤケイ!」
などと、さかなクンと喋りながら見て行く。
博物館を一通り見終わり、最上階に着いたときにさかなクンが「これでおしまい」と言った。
うん、と返事をして一階に戻ろうとすると、ひと気のないこの場所で、「チップくれ」と言ってきた。
やられた……! と思った。
どういうことかと言うと、観光地では、勝手にガイドをはじめて、見終わってから「チップくれ」と言って高額なガイド料を請求する人がいるのだ。
過去に、インドのオールドデリーの寺院で、同じ目に遭ったことがある。
そのときも、公式ガイドみたいな札を首から下げていたので油断した。
さかなクンめ……。
彼のことをすっかり信用し、わりと楽しく見ていたのでうっすらショックを受けつつ財布を出す。
さかなクンがわたしの財布に手を伸ばし、350円を取った。
「え、それだけ?」と内心思ったが、彼は納得したようだった。
良心的である。
一応解説はしてくれたので、「対価を払った」と言える。
もしかして彼は本物の公式ガイドで、出入口にいる他の職員にバレないように、小遣い稼ぎをしてるとか?
真実は闇の中。
建物の外に出て、さかなクンに「トゥクトゥクつかまえてよ、私がつかまえると観光客価格で高いから」と頼むと、「自分でつかまえろ! じゃーな!」と言って、これまでのフレンドリーさは何処へやらで小走りで去っていった。
仕方なく自分でトゥクトゥクをつかまえて、次は「アーケード・インディペンデンス・スクエア」という大きなショッピングセンターに行ってみる。
コロニアル風の建物。
建物が変な形をしていて、見て回りづらい。
ちょっと歩いて、満足。
ショッピングセンターの前でトゥクトゥクをつかまえて、ゴール通りまで行く。
ゴール通りのバス停でバスをつかまえて、ヒッカドゥワへ帰る。
コロンボ市内は車通りが多すぎて、バスがなかなか進まない。
当初はヒッカドゥワのあとにコロンボに2泊ほどするつもりだったが、今日のように日帰りにして良かった、と思った。
この市内をスーツケースを引っ張って歩くのは大変だし、荒い運転の車が多くて観光どころではない感じ。
実際、わたしの乗ったバスがバイクと接触事故未遂を起こして、途中しばらく停車していた。
20時半頃にヒッカドゥワのホテルに着くと、スペイン人のホテルのオーナーが「ミホが帰ってきた!」と叫んだ。
コロンボに行くと告げていたので、どうやら遅い帰りを心配してくれていたらしい。
今まで「若い日本人の女」と呼ばれていたのに、はじめて名前で呼んでくれた(笑)。
自然史博物館のさかなクンの件を、ホテル常駐で日本語ペラペラのツアーコンダクター・Kさんに報告してみた。
すると、さかなクンが首から下げていたものは社員証などではないだろうとのこと。
公式のスタッフだったら、お客さんから入場料以外のお金を取ってはいけないからだ。
彼はやはり勝手にガイドをはじめちゃう外部の人間で、ぼったくるわけではないが、後からガイド料を請求するあまり良くない人、とのことだった。
それにしても、文化の違いってすごいなと改めて思う。
もし上野の科学博物館で、見知らぬ人を相手に勝手にガイドをはじめて、最後に「お金ちょうだい」とか言ったら大問題だ。
今日は長い一日だった。
ホテルに着いて早々に就寝。