小日記

日々のちょっとしたこと

最近観た映画5本

ショーン・オブ・ザ・デッド
最高に面白かった。イギリスでは2004年に公開されたゾンビコメディ。15年後の今年に日本公開。
『ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!』、『ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!』同様、サイモン・ペッグニック・フロストエドガー・ライトのトリオで制作された作品。この二作はもちろん、ペッグ主演『しあわせはどこにある』やライト監督『ベイビー・ドライバー』も大好きなので、面白くないはずがなかったよ。
完璧だなぁとほれぼれし、作品のクオリティの高さに感動して、Queenが流れるクライマックスで泣いた(笑えるシーン)。ジャンルは全く違うけど、『スリー・ビルボード』を見た時と同じ種類の感動だった。完璧でムダがなくて面白い。
あと、ゾンビに追い詰められて死にそうになっている時に痴話喧嘩が始まるのが良い。NHKの「LIFE」で、前人未到の雪山でウッチャンと吉田羊の夫婦がくだらない喧嘩をするコントがあって、それも大好きなんだけど、くだらないことをシリアスな場面でやるという笑わせ方って好きです。
音楽も懐かしい曲がたくさん流れて楽しい。Ashとかザ・スミスとか。

Everybody's Happy Nowadays

Everybody's Happy Nowadays

  • Ash
  • ポップ
  • ¥150


金子文子と朴烈(パクヨル)』
面白かった。関東大震災後の日本を舞台にした韓国の映画。重いテーマだし不幸な二人なのに、パクヨルも金子文子も可愛らしく見えてしまう。
それにしても、『村に火をつけ、白痴になれ 伊藤野枝伝』を読んだときにも思ったのが、あの時代の思想家や運動家の女性の暴れん坊ぶりって、どのぐらい本当なんだろう……。尾ひれはひれが付いているのかな?って思いませんか?


『マックイーン モードの反逆児』
面白かった。アレキサンダー・マックイーンのドキュメンタリー。
若くして死ぬことが美しいとは思わないけど、早くに亡くなった天才の生涯はドラマチックに見えてしまう。
死に向かっていく過程よりも、彼の才能のほうに重きを置いて作られているのが良かった。


『たちあがる女』
面白かった。アイスランドの映画。社会問題を扱った風刺が効いた作品なので、見終わってから調べて、ようやく意味が分かったシーンも多かった。
メッセージ性が強い一方で、コミカルな演出が多いのが素敵だった。音楽の見せ方が斬新で面白かった。


『天国でまた会おう』
面白かったし、悲しかった。第一次世界大戦後を舞台にしたフランスの映画。主演の男の子の顔がとても美しいなぁと思って後で調べたら、『BPM ビート・パー・ミニット』で最後に死んじゃう役の人と同じだった。
すごく悲しくて暗い話なのに、画面は絵本のように可愛らしいから、不思議な雰囲気。ピエール・ルメートルというフランスのベストセラー作家の小説が原作だそうで、そちらも気になる。


あと、金曜ロードショウでやってた『平成狸合戦ぽんぽこ』も観た。
自然や動物が好きになってから、この映画を愛おしく思う。リアルタヌキになったときの動きが、本物の野生のタヌキそっくりで素晴らしすぎる。
小2か小3ではじめて観てるんだけど、タヌキたちが命がけで行った妖怪大作戦が、レジャーランドの宣伝にされてしまうシーンの絶望感はトラウマレベル。幼心に「人間ってずるい……」と思ったこと、今でも覚えてる(笑)。