小日記

日々のちょっとしたこと

『ジョーカー』と『ホテル・ムンバイ』を観て、『つけびの村』を読んだ日

今日は友達と遊ぶ予定だったのだけど、前日に「風邪をひいてしまった」という連絡が。
残念だけど、おかげで、久しぶりに何も予定のない日ができた。
全部自分で自由に時間が使える休日は、人と会うときとはちがう種類のワクワク感がある。

それで、下記の映画2本と、本1冊を途中まで読んだ。

『ホテル・ムンバイ』

2008年11月、インドを代表する五つ星ホテルが500人以上の宿泊客と従業員を人質にテロリストによって占拠された。宿泊客を逃がすために、プロとしての誇りをかけてホテルに残ったホテルマンたち。部屋に取り残された赤ちゃんを救出するため、決死の覚悟で銃弾の中へと向かう父と母。テロリストたちに支配される極限の状況下で、特殊部隊の到着まで数日という過酷な現実を前に、人々の誇りと愛に満ちあふれた脱出劇が描かれる。
(映画.comより)

『ジョーカー』

「どんな時でも笑顔で人々を楽しませなさい」という母の言葉を胸に、大都会で大道芸人として生きるアーサー。しかし、コメディアンとして世界に笑顔を届けようとしていたはずのひとりの男は、やがて狂気あふれる悪へと変貌していく。
(映画.comより)

『つけびの村 噂が5人を殺したのか』

2013年の夏、わずか12人が暮らす山口県の集落で、一夜にして5人の村人が殺害された。
犯人の家に貼られた川柳は〈戦慄の犯行予告〉として世間を騒がせたが……
それらはすべて〈うわさ話〉に過ぎなかった。
気鋭のノンフィクションライターが、ネットとマスコミによって拡散された〈うわさ話〉を一歩ずつ、
ひとつずつ地道に足でつぶし、閉ざされた村をゆく。
〈山口連続殺人放火事件〉の真相解明に挑んだ新世代〈調査ノンフィクション〉に、震えが止まらない!
Amazonより)

食べ合わせが良いんだか悪いんだか……なんだかヘビーな組み合わせになっちゃった。
今日わたしは、人が殺されるシーンをたくさん見たなぁ。

うまく言葉に出来ないのだけど、この3つの作品には通ずるものがある気がする。
『ホテル・ムンバイ』は『ジョーカー』と同じ日に見てしまったせいで、テロリスト側に気持ちが引っ張られてしまう。
テロ首謀者が、現場の実行犯に「奴ら(おそらく富裕層のこと)がお前たちのものを奪ったんだ」とけしかける。
『ジョーカー』のアーサーが抱える貧困や格差、雇用状況の悪化と共通している課題だと思う。
また、『つけびの村』では「孤立」が重要なテーマになっている。
「生きづらさ」や「居場所のなさ」について考えさせられた日だった。

話が変わりますが。
2016年頃から、LGBTや黒人差別など、マイノリティや多様性について扱った映画がすごく増えていると思う。
もうお腹いっぱいだな……とわたしは思ってて、そろそろ次の流行がたぶん来るんじゃないかな。
で、今日『ジョーカー』を観て、こういうのがこれから流行るのかなぁー、という気がした。
社会問題と生きづらさを絡めた感じのやつ。
予感は当たるかな。

↓劇中で流れる音楽がぜーんぶ暗い(笑)

Call Me Joker

Call Me Joker