小日記

日々のちょっとしたこと

最高に面白かったNetflixのドキュメンタリー2本

ネタバレを気にせず書いています。

『FYRE: 夢に終わった史上最高のパーティー

あらすじ
史上まれに見る大失敗に終わり、主催者が詐欺の容疑で逮捕されるなど大炎上に発展した音楽フェス「ファイア・フェスティバル(Fyre Festival)」の裏側に迫ったドキュメンタリー。2017年、リゾート地の小さな離島を貸し切り、豪華な食事や音楽、スポーツを楽しめるとうたった「ファイア・フェスティバル」が開催される。プロモーションでは著名なスーパーモデルらを起用し、SNSを駆使するなどして話題を集めたが、高額な参加費を払って島に到着した参加者たち用意されていたのは、お粗末な食事と宿泊施設のみ。予定されていた出演者も姿を現さず、ずさんな運営実態が浮き彫りになったフェスはたちまち炎上し、たった1日で中止になってしまう。(映画.com)

「あるよね、こういうこと」と思った(笑)
周囲の忠告を聞かないとか、自分を過信するとか、楽観的すぎるとか、失敗する人の典型を見ているようで面白かった。
わたしはフェスの主催者のビリーのような、でっかい絵を描く立場になることはないだろうけど、スタッフになる可能性はありそうだ。
事前に「これ、泥舟っぽいなー」と判断できればいいが、判断誤って乗ってしまって途中で気づいた場合……どうすべきなのか難しい。
本作を観て、「ここまでのお金はいらないので降ります」と言って損切りするのが正解なのかなーと思ったので、それを仮の答えにしておく。その場合、泥舟を「たぶん大丈夫だろう」と思いたい気持ちに流されないことが超大事。

イカロス』

あらすじ
ロシア人科学者の証言によって、スポーツ界を揺るがす大規模なドーピング計画の一部始終が明らかにされていく様子を描き、第90回アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞を受賞したNetflixオリジナルドキュメンタリー。自転車選手でもある監督のブライアン・フォーゲルが、スポーツ界におけるドーピング検査の有用性検証のため、自ら薬物を摂取してドーピング検査を通過できるか実験をしようとしたことをきっかけに、ロシアの専門家グリゴリー・ロドチェンコフと知り合う。しかし、ロドチェンコフがロシアの国家主導によるドーピング計画に関与していることが明らかになっていき、事態はフォーゲルにとっても思いがけない方向へと進んでいく。

ロシアがめちゃくちゃ怖かった。
そして、わたしの証人保護のイメージが間違っていたことが判明。証人保護を受けることになったら「もう安全」と少しはホッとするのかと思ってたら、家族や知人と会えなくなるから絶望することもあるんだね。。。ロドチェンコフが奥さんに「証人保護を受けることになった」と告げるシーンがとても切ない。
あと、気付いたんだけど……
最初、監督はカリフォルニア大学のオリンピック分析研究所のドン・カトリンに協力を求め、断られるよね。で、代わりに紹介されたのがグリゴリー・ロドチェンコフじゃん。
ドン・カトリンはなぜロドチェンコフを紹介したのかな? 「適任」以外に何か理由があったんじゃないの……? と勘ぐってしまうのは考えすぎでしょうか。

こんなニュースも出てました→「ようやく報いを受ける」 ロシア不正の米亡命告発者 - 産経ニュース

Netflixで観られるおもしろいドキュメンタリーが知りたいです。
上記の『FYRE: 夢に終わった史上最高のパーティー』ぐらい軽いのが好みです。暗い話で、事件を追ってて、怒ってる人や困ってる人が出てくる話って面白いと思ってしまう。
苦手なのは『くすぐり』(途中で離脱してしまった)、『ビクラムの正体 ヨガ、教祖、プレデター』『猫イジメに断固NO!虐待動画の犯人を追え』(どちらも観てないけど多分苦手)とか。
何かおすすめしてもらいたい。