小日記

日々のちょっとしたこと

7月10日(金)の日記

今日は朝から原稿書き。日記にあまり書くことがない。
昼に編集の人と長電話しておしゃべりしたのが楽しかった。
そのあと嬉しいこととイラっとすることが1つずつぐらいあった。

金曜日は仕事をやり切った感があって何も考えたくなくなる(笑)。
仕事が終わって、もう何度目かのナンシー関の『小耳にはさもう』を読む。

読もうと思ったきっかけはこう。
Twitterでフォローしていて好きな町山広美さんが、『女帝』についてこう呟いていた。
「それにしても、容姿のコンプレックスを過大視するのはノンフィクションのセオリーなんでしょうか?」
それそれと思った。100いいね!ぐらいしたい気持ち。長年モヤモヤしてたことを、バシッと言葉にされてて感激した。
そのあと、ナンシー関さんとはハッキリ書かれてはいないけれど、それっぽいことを書かれて疑問を呈していたので(間違っていたらすみません)、思い出して再読したくなったのでした。

確かに自分に置き換えて考えてみると……
わたしも自分の容姿に自信があるわけではないけど、それが無意識のうちにモチベーションになってるかというと違う気がする。
もちろん、容姿のコンプレックスが根底にあって原動力になってる人もいるだろうし、それを自覚し明言している人もいる。
ただ、みんながみんなそうではないのでは?と思う。容姿の良し悪しに関わらず。
例えば、恋愛するときに容姿のコンプレックスがあったとしても、別の場面では関係ないし、切り離されてる、みたいな。

ちょっと話が逸れるけど、その点で言うと沢木耕太郎のノンフィクションって、容姿が人の内面にもたらす影響についてあまり言及してない気がする。
コンプレックスや抱える闇について書いてても(テロルの決算、キャパの十字架など)、容姿には拘ってないというか。

こういう話をしながらお酒が飲みたいな。