小日記

日々のちょっとしたこと

8月8日(土)の日記

昼に起床。
冷蔵庫にちょっとずつ残ってたキャベツとベーコンとしめじでクリームスープを作って食べる。暑いので、小麦粉は入れずにサラッとしたやつ。

映画『テルマ&ルイーズ』を観る。このあいだ観た『マッチスティック・メン』がよかったので、同じリドリー・スコット監督の作品。
これもすごく面白かった。ジェンダー感が昔の映画って感じだった(悪い意味ではなく)。公開された1991年当時の社会の雰囲気が分かる。
※ネタバレあり
本作は、男性優位な社会で女は不自由な思いをしていて、そこから解放されていく様子をずっと描いてる。なのに、最後に救ってくれなくてつらい。
ラストでグランドキャニオンに突っ込んでいく(主人公2人の死を暗示)ところで「おい男社会! 悪いのはそういうところだぞ!」と思ってモヤモヤした。弱い立場にあり、自由を求める女が「死を選ぶ」ことで美化されてると感じたため。
でももしかしたら、このシーンは当時の女性たちの自由への渇望感を代弁していたのかもしれない。グランドキャニオンに車ごとダイブしてまで不自由な社会から抜け出したい、みたいな。
……と、令和のわたしは想像を膨らませました。

そう考えると、2017〜2019年ぐらいに多かった人種差別やLGBT、マイノリティーを扱った映画も、未来の人が観たら「やっぱり昔の映画って感じだ(感覚が古い)な〜」って思うのかな。今のわたしが『テルマ&ルイーズ』を観て思ったみたいに。
黒人差別とジェンダー差別が合わさった『ムーンライト』とか、すごく新しい感じがしたものだけど。

映画を観終わってから、隣の駅まで散歩に出かけた。
籠の鞄と、瓶のフルーツジュースと、文庫本を2冊買った。

夜は益田ミリ『お茶の時間』を読む。
最近、本はほのぼの系しか読めなくなっている……。
なんかかわいい話だった。たまに過去やあったかもしれない未来に話が飛ぶところが良い。

あと、『違国日記』の新刊も読んだ。
この漫画本当に好き。エミリからも目が離せなくなってきた。

テルマ&ルイーズ [Blu-ray]

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  • 発売日: 2011/03/18
  • メディア: Blu-ray