小日記

日々のちょっとしたこと

4/21 ブルーは熱い色

仕事。



終わってから、映画「アデル、ブルーは熱い色」を見に行った。

あらすじ: 教師を夢見る高校生アデルは、運命的に出会った青い髪の画家エマの知性や独特の雰囲気に魅了され、二人は情熱的に愛し合うようになる。数年後、念願の教師になったアデルは自らをモデルに絵を描くエマと一緒に住み、幸せに満ちあふれた毎日を過ごしていた。しかしエマの作品披露パーティーをきっかけに、二人の気持ちは徐々に擦れ違っていき……。
シネマトゥデイより)

面白かったー。
エマの友人が集まるパーティーで、アデルがずっと寂しそうにしているシーンとか、切なさに胸がキュッとなりました。

実は、わたしは恋愛の映画がよくわからないんです。その理由は、「なんでまだ会って間もないのに、こんなに1人の人に執着するんだ?」とか思っちゃうことが多いからです。(逆をいえば、恋愛映画って、会って間もないうちに恋におちいりがちだし、一人の人に執着しすぎ!)

わたしの恋愛の理想をいえば、「この人じゃなきゃダメな理由はないのに、なぜか一緒にいたいなぁ」という関係になることです。
「この人じゃなきゃダメなのー!」って思い込んで執着するのは、一人の人を思い続けている純粋な自分に酔っているように見えます。

でもこの映画はレズビアンの話だったので見られました。レズビアンだったら、好きな人も同性愛者である可能性が低いので、執着しても仕方ない気がして。


あと、この映画みたいに、愛する二人がすれ違っていく話って好きです。

言葉を尽くして話してるのに上手く伝わらないことや、「今のちょっと傷ついたな」と感じる相手の一言とかで、その場では少しさみしい気持ちになるんですが、すぐ忘れてしまう。
でも、そんな小さなすれ違いが積み重なっていって、「一緒にいて楽しくないな」とか「さみしいな」だけが残ってしまって、好きだった人への気持ちが離れていく。

それで、もう手遅れになった頃には、「なんでこうなっちゃったんだろう? 何が悪かったんだろう?」って、考えても原因がよくわからない。
好きだった人への気持ちが離れていくときって、恋愛に限らずこういうものかもしれません。

頭では、違和感やさみしい気持ちはすぐ忘れちゃうし、気にしなくていいやと思えるのに、心の奥底では、割りきれていない、許すことができない。
あーややこしやー(混乱のあまり野村萬斎化)



すれ違っていく系の話でいえば、ブルーバレンタインとかも好きです。