北欧旅行日記6―スウェーデン・ストックホルム3日目
昨日までの↓
北欧旅行日記1―デンマーク・コペンハーゲン1日目 - 小日記
北欧旅行日記2―デンマーク・コペンハーゲン2日目 - 小日記
北欧旅行日記3―デンマーク・コペンハーゲン3日目 - 小日記
北欧旅行日記4―スウェーデン・ストックホルム1日目 - 小日記
北欧旅行日記5―スウェーデン・ストックホルム2日目 - 小日記
7時に起床。
ホテルの朝食。
今日の夕方にはストックホルムを出る。チェックアウトを済ませ、スーツケースを受付に預けて、出かける。
電車に乗ると、賢そうな犬がいた。これぞ、オオカミから進化した生物って感じだね。
ガムラ・スタン駅で降り、『魔女の宅急便』でキキがトンボを助けた時計台のモデルである大聖堂に向かう。
駅から徒歩5分らしいのだけど、とても迷った。大聖堂の近くにあるドイツ教会やフィンランド教会など、違う場所に着いてしまった。
大聖堂に行くのを諦めて、現代美術館に行くことにする。
通りすがりの女性に行き方をたずねる。私が「この辺は道が複雑で難しいね」と言うと笑っていた。
今日は晴れていて、歩いているだけで気持ちがいい。
絵みたいな雲。
橋をふたつ渡って、現代美術館に到着。
またもや、作品の写真撮影OK、ネットにアップOKとのこと。むしろ、「ベリーグッド」と言われた。文化の違いだ。
ダリとか……
マン・レイとか……
アンディ・ウォーホルとか……
なんか鏡のやつとか……
(そういえば、今回の旅行ではじめて自分を撮った)
美術館を一通り見終わって、今度こそ「まじょこさーん!」の大聖堂を目指す。
今度はなぜかすんなり着けました。
中に入ると、さっき道を聞いた女性がいた。大聖堂のスタッフだったらしい。
無事に現代美術館に行けたことを伝えると、「小さい街だけど目的地にたどり着くのが難しいところなのよ」と言っていた。地元の人でもそうなんだね。
ガイドブックには、大聖堂の入場料40クローナと書いてあり、お賽銭箱のようなところにお金を入れるシステムだった。
私が「クレジットカードしか持っていなくて、ストックホルムカードを持っているけどもう制限時間を過ぎてしまっているんだよね……入場できる方法ってあるかな?」と尋ねると、「お金はいらないよ」と言って入れてくれた。
大聖堂の中は美しかった。しばらくボーっとしたり、写真を撮ったりする。
お祈りをして、女性にお礼を言ってから大聖堂をあとにする。
このあたりでお昼にする。
HURRY CURRYというお店でマトンのカレーを食べた。ストックホルムと全く関係ないけど……カレーが食べたかったんだし、いいよね。
歩いてホテルまで戻る。晴れていると本当に景色がきれい。
こんなに天気がいいと、外でごはんを食べる人も。
ヘルシンキ行きの船の中で食べるものを買うために、スーパーに寄る。
お魚は全部量り売り。
充実していたお惣菜。いくつか買いました。
ホテルに預けていたスーツケースを引き取って、電車を乗り継いで船の乗り場まで行く。
スーツケースがとても重い。空港でチェックインするときに確認したら、16kgもあったのだ。
駅のエレベーターを使おうとしたら、怪しげな老人が中でお酒を飲んでいたので、諦めて泣きながら階段を使う。
乗り換えのときに、ホームにいたおじいさんにどの電車に乗ったらよいか尋ねると、ゆっくり丁寧に教えてくれた。
これは、旅行中ずっと感じていることなんだけど、たぶんかなり幼く見られていると思う。道を教わったあとに、「がんばれよ」みたいな感じで肩をポンポンされることもあったり……28歳とは思われてないだろうなぁ。
そんなことを考えながら電車に乗り、買ったばかりのお水を飲もうとしてペットボトルのふたを開けたら、水が噴き出した。間違えて炭酸水を買っていたみたい。幸いなことに車内はすいていたけれど、とても慌てる。
ヘルシンキ行きの船乗り場がある駅に到着。
乗り場まで歩いて行ってびっくり。船が超~~~大きい。
ビックリして、「でっかい……」と独り言が出てしまった。
嘘みたいに大きい。↑トラックがこんなに小さく見えるんだよ。
チェックインをして船に乗ると、船の中は街みたいになっていた。
バンドの演奏やっているし。
船は全部で12階建て。案内図はタッチパネルです。
エレベーターからプロムナードを見下ろしたところ↓。
豪華客船かと思うかもしれないけれど値段はそんなことなくて、ストックホルムからヘルシンキまでの移動費と宿泊費と考えたら全然良いって感じなのです。
私が宿泊する部屋は2階で窓なしだけど、トイレもシャワーもついている。
部屋に荷物を置き、プロムナードに行く途中に、白い眉毛の長いおじいさんがいた。エレベーターの場所がわからないようだったので、教えてあげる。
どこから来たのか尋ねると、フィンランドに帰るところだという。私は日本から来たよと言うと、「Welcome to Scandinavia.」と歓迎してくれた。声としゃべり方がサンタクロースみたいだった。
船の中にはレストランもたくさん入っていて、食事を買っていかなくても全然だいじょうぶだった。
その他、服屋さん、お土産屋さん、マッサージ、カジノ、バー、何でもある。最上階には全面天窓のジャグジープールもある。
うろうろしていたら、日本人を発見。男の子2人組。今回の旅行ではじめて日本人に話しかけてみた。
彼らは、日本に近いロシアから入って、モスクワ、ドイツ、デンマークと回ってストックホルムまで来たらしい。しっかりした受け答えだったので、「大学の卒業旅行ですか?」と尋ねると、なんと大学1年生とのこと。ということは、10歳も年下だ。しっかりした子だなぁ。
3分くらい話して別れ、レストランに入って明日からの予定をたてる。
しかし、面倒になって天気だけ調べて、夕焼けを見ながらボーっとする。
12階のベンチで、買ってきた夕食を軽く食べて、月を見ながらまたボーっとする。
白い月とどこまでも続く暗い海を見ながら、以前お友達から言われた言葉を思い出した。「○○ちゃん(私)は狭い庭のビニールプールで空を見上げているだけと思っているかもしれないけれど、もうじゅうぶん広い海で泳いでいるよ」と励まされたときの。
どんな文脈だったか、何のことを言ってるのかすら忘れてしまったけれど、気障な言い方をするなぁと思ったことだけ覚えてる。
しばらくしてからプロムナードに降りてみると、トランポリンのショーをやっていた。
見ていてとても楽しい気持ちになった! この人たちのユニット名は「ジャンピングセーラーズ」。ネーミングセンスが良いね。
さらに、バーでは変なショーをやっていた。
何、コレ…?
カジノにも行ってみたけれど、あまり盛り上がっていない上に、ルーレットとブラックジャックしかなかった。
この日のために、六本木のアミューズメントカジノに行ってテキサスホールデムポーカーを練習したのだけど。残念。
眠くなってきたので部屋に戻る。
軽く船酔いをしたので、持ってきていたポカリの粉をお水に混ぜて飲む。飲みなれた味に安心する。あと、酔い止めの薬も一応飲む。
我ながら、準備が良い。
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