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北欧旅行日記7―フィンランド・ヘルシンキ1日目


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北欧旅行日記3―デンマーク・コペンハーゲン3日目 - 小日記
北欧旅行日記4―スウェーデン・ストックホルム1日目 - 小日記
北欧旅行日記5―スウェーデン・ストックホルム2日目 - 小日記
北欧旅行日記6―スウェーデン・ストックホルム3日目 - 小日記


7時に起きて、ジャグジープールに行ってみる。この時のために、水着を持ってきていたのです。

昨日は混んでいたのに、朝は誰もいなかった。
貸し切りなので写真を撮って良いとのこと。
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一人でプールにゆったりつかる。外の景色はどこまでいっても海、海、海。
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しかし、はじめこそ感動していたものの、変化がなさすぎてすぐに飽きてしまった。

何もない海よりも、テキパキ動くフロントのおばちゃんのほうが、変化があるので見ていて楽しい。海に背を向けておばちゃんの働きっぷりを眺める。
そして、ジャグジープールはお風呂ではなくあくまでもプールなので、水がぬるめであがると寒い。おばちゃんの目を盗んで子供用ウォータースライダーを1回すべり、そのままそそくさとサウナへ。
アロマミストサウナも、普通のサウナも貸し切り。温まってから部屋に戻る。


スーツケースに荷物をまとめて、船内のカフェへ。ヘルシンキ到着まであと30分。コーヒーを飲んでゆっくりする。


ヘルシンキに到着すると、びっくりするぐらいの大雪。風が強くて、雪が横に降っている。
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傘をさす、地図を見る、スーツケースを引っ張っる。これを同時にやるには腕が3本必要。
一人だと、どんなに荷物が重くても誰も持ってくれないし、「ちょっと持ってて」を言える人がいない。写真を撮るのは諦めて、カメラが濡れないように鞄にしまう。
船内で書いておいたメモを確認して、びしょ濡れになりながら、メモの通りにバスに乗る。


道に迷いながらホテルに到着できた。ストックホルムのガムラ・スタン同様、道が細かくて複雑。
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仕事で書いた記事が今日アップだったので、Wifiをつないで確認する。Facebookを開くと、知り合いがもうそれについて投稿してくれていた。
熱いメッセージに嬉しくなって、自分のフィードにも投稿する。


コートを着てブーツのままベッドに倒れこむ。するといつの間にか寝てしまった。

こんな夢を見た。
落ち込んでいたら、付き合いの長い友達が食事にさそってくれた。私はいつも元気そうに見られるのに、落ち込んでいるのがわかるなんてさすが親友だなぁ……と思い、それを伝えてお礼を言う。すると笑いながら「それ、みんなに言ってるんじゃないの~?」と言うので、「みんなに言ってるとしたら何なのさ?」と冗談めかして返し、アハハと笑う。
あまり夢らしくない、変な夢。


目が覚めて窓の外を見ると、もう雪は止んでいた。
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ヘルシンキのどこを観光するか全く決めていないので、ツーリストインフォメーションに行ってみることにする。

駅のツーリストインフォメーションに着くと、閉まっていて、移転のお知らせ。今は、大聖堂の横にあるらしい。
地図と照らし合わせながら、人に行き方を聞く。

とちゅうにあった本屋さん。表紙のデザインがシンプルでおしゃれ。
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ごっちゃごちゃの骨董品やさん。
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「安くするよ」と声をかけられました。
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価値があるのかないのかわらかない。アンティークショップの人って、こういうところで買い付けをするのかな?
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また途中で何度か人に道を聞きながら、ツーリストインフォメーションに到着。現地のガイドブックと地図をもらい、おすすめの観光スポットなどを教えてもらう。
地図はこんな感じ……
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このあたりは全部徒歩圏内。道が細かいし、通りの名前も長く、自分がどの方向を向いてどこを歩いているのか、すぐにわからなくなる。


夕食にオススメのレストランを教えてもらい、そこを目指してインフォメーションを出る。
道に迷わないように、寄り道しないで集中して歩く。しかし、また迷ってしまって、なぜか自分が宿泊しているホテルに着いてしまった。

コンビニなどで道を聞きながら、目的のレストランに到着。が、向かいにあるトラットリアのほうが賑わっていたので、そっちに入る。

お酒が飲みたかったけれど、酔っ払ったらホテルに戻れないと思い、やめておいた。


食べ終わって外に出る。
ヘルシンキは誰かと来るのがよさそうだ。というか、この街に限らず、寒いところは人と一緒のほうがいい気がする。
お酒を飲んで、体をあったかくして、「寒いね」と言いながらほろ酔いでホテルに戻りたい。
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もう夜の20時。後ろから、小さい子ども2人がキャハハと笑いながら駆けていった。6~7歳ぐらいだろうか。
小学生の頃のことを思い出した。私は学校が終わると毎日祖母の家に行き、18時頃に仕事を終えた母親が車で迎えに来て、自宅に帰っていた。
雪が降った日だけは、祖母の家から帰るのは車ではなく徒歩だった。1kmもない距離だったけれど、母親と私と妹で、つるつるすべって転びそうになりながら、笑って歩くのが楽しかった。「今日は歩いて帰るのかな」と思うと、母の迎えがいつもより待ち遠しかったな、なんて。

鼻の奥がツンとして涙が出そうになる。


……と、感傷に浸っていたら、また道に迷った。この街はどうなっているの?

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