4月に見た映画・舞台・読んだ本・聴いた音楽
◆映画
・バードマン
映画『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』日本版予告編 - YouTube
かつてヒーロー映画『バードマン』で一世を風靡した俳優リーガン・トムソンは、落ちぶれた今、自分が脚色を手掛けた舞台「愛について語るときに我々の語ること」に再起を懸けていた。しかし、降板した俳優の代役としてやって来たマイク・シャイナーの才能がリーガンを追い込む。さらに娘サムとの不仲に苦しみ、リーガンは舞台の役柄に自分自身を投影し始め……。
(シネマトゥデイより)
すっごく面白かった!!2時間ずっと長回しふうの演出、すごい。
はじめの数分で「これはSFの映画なのね」と思わせられるんだけど、途中から、何が現実でどこからが幻想なのかわからなくなっていく。気が狂った主人公の妄想を見せられているのか、映画の世界のなかで実際に起こっていることなのか……?自分が信じていた設定がどんどんゆさぶられていく、その感覚が面白かった。
ドラム演奏のみのBGMもかっこよくて、緊張感が煽られて何度も息が止まりそうになった。
・セッション
名門音楽学校へと入学し、世界に通用するジャズドラマーになろうと決意するニーマン。そんな彼を待ち受けていたのは、鬼教師として名をはせるフレッチャーだった。ひたすら罵声を浴びせ、完璧な演奏を引き出すためには暴力をも辞さない彼におののきながらも、その指導に必死に食らい付いていくニーマン。だが、フレッチャーのレッスンは次第に狂気じみたものへと変化していく。
(シネマトゥデイより)
すっごく面白かった!!
※少しネタバレ※
あんなに憎み合っていた二人なのに、素晴らしい演奏・音楽を前にすると、どんな憎悪も抗えなくなる。アーティストの業の深さを感じました。たぶん、「最後二人は許し合えたのか? 憎しみ合ったままなのか?」という問題に価値は無くて、私のような一般人には一生わかることができない感情や興奮の種類があるんだ。
・ラスト5イヤーズ
ニューヨークで出会った女優志望のキャシーと小説家を目指すジェイミーは激しい恋に落ち、やがて結婚。しかし、夫が若くして成功を収めていく一方、キャリアに伸び悩む妻の心は徐々にすれ違っていく。互いにこんなはずではなかったという思いを抱えつつも、ついに破局を迎える。
(シネマトゥデイより)
男女のすれ違いを描いた作品って全部好きなので、面白かった。
ジェイミーが誘惑と戦いながら、力強く「キャシーとふたりだけなら何も問題はないのに!」と歌うシーンは笑えたけど刺さった。
・あの日の声を探して
1999年のチェチェン。ロシアの侵攻によって両親を殺害された9歳の少年ハジは声を失ってしまう。たった一人でさまよっていたところを、EU職員のキャロルに保護されたハジ。そんなハジには生き別れた姉と弟がいて……。
(シネマトゥデイより)
すっごく面白かった!!戦争映画って苦手なのですが、これは見てよかった。
私はキャロルと同世代で同性なので、彼女が空回りしていると泣けた。でも腐ったりいじけたりせずに、信念を持ち続けることができるって素晴らしすぎる。賢いし美人だし。
コーリャが殺人鬼に変化していく様子にはゾッとします。
・龍三と七人の子分たち
組長を引退したものの、ヤクザの性分が消えないために普通の老人として生きていけない龍三。そんな毎日にいら立ちを募らせる中、彼はオレオレ詐欺にだまされてしまう。人々をだます若い連中を許すわけにいかないと、龍三はかつての子分たちを召集して世直しをすることに。年齢に関係なくまだまだいけるとオレオレ詐欺のグループを倒しに向かう彼らだが、行く先々でとんでもない騒動を引き起こしていく。
(シネマトゥデイより)
ここ最近の北野映画の感じでした。
◆舞台
・シベリア少女鉄道『この流れバスター』
すっごく面白かった!!!シベ少の舞台は、『あのっ、先輩…ちょっとお話が……ダメ!だってこんなのって…迷惑ですよね?』から必ず見に行くようにしていて今回が3公演目。また行ってよかった。
いつも通り、何を書いてもネタばれになりそう。
一人で見に行ったことを後悔した。見た後に誰かと話したくなるってわかっていたのに~。
◆漫画
・宝石の国
- 作者: 市川春子
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市川春子最新作、『宝石の国』1巻発売記念フルアニメーションPV - YouTube
- 作者: いくえみ綾
- 出版社/メーカー: 祥伝社
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・潔く柔く
- 作者: いくえみ綾
- 出版社/メーカー: 集英社
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・にこたま
- 作者: 渡辺ペコ
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- 発売日: 2012/09/28
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◆本
・すばらしい墜落
- 作者: ハジン,立石光子
- 出版社/メーカー: 白水社
- 発売日: 2011/03/18
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(レイモンド・カーバーって、レイモンドの「じゃないほう」だよね)
・地雷を踏んだらサヨウナラ
- 作者: 一ノ瀬泰造,馬淵直城
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1985/03/08
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アンコールワットにすごく行ってみたくなった。
◆音楽
・Fishmans/King Master George
- アーティスト: フィッシュマンズ
- 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
- 発売日: 1998/02/18
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John Pizzarelli Meets The Beatles
- アーティスト: John Pizzarelli
- 出版社/メーカー: RCA
- 発売日: 1999/02/10
- メディア: CD
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こんなサービスがあったらいいなと思う。CDを注文して届けて、本体はそのまままるっとあげるから、そのかわりにデータだけ抜いてメールで送ってくれるの。
youtubeでJohn Pizzarelliの再生リストを作ったよ↓www.youtube.com
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おもしろい本を人から教えてもらいたい。ビジネス書は勧めてくれる人がたくさんいるから間に合っているので、それ以外のもので。何でも良いです。
新しめの作品か、もしくは私が好きそうなやつ……古い名作も読まなくはないけれど、優先順位が低くなるので結局読まないことがほとんど。
やっぱり、結局、なんだかんだ、人が勧めてくれる本がいちばん楽しく読める。