金華山に行ってきた
月に1回会う山仲間が金華山に行ったと聞いてから、ずっと気になっていたのです。彼らは動物のことを勉強しているので、学校の実習で行かせてもらったらしい。
山仲間からの金華山情報
- 金華山にいる大型哺乳類は二ホンジカとニホンザルの二種
- 金華山のサルは抱き合って体を揺すってコミュニケーションを取るのが主流らしい
- 島内はシカだらけ
- シカ角がたくさん落ちている(春先頃~)
- 1本4線のシカ角を拾った
- 角、右5線左4線のシカがいた
- 寿命30~40年、体長2mにもなるシマヘビがいるかも
……楽しそう。
帰省する新幹線のなかで「行こう!」と思い立ち、行き方を調べてみると、ちょっとややこしい。電車、バス、船を乗り継ぐ必要がある。しかも、田舎の交通機関は本数が少ないので大変そう。
山仲間に行き方などを相談してみると、そもそも行くことを止められた。
でも、ガチで調査・研究をしに行くわけじゃないから大丈夫では……?と思い、忠告を聞かずに行く意志を曲げず、近所に住む友達を誘ってみた。
すると、シカ角ほしいし港まで車を出してくれるとのこと。やったー、これで行ける!
* * * * *
当日朝、7時にわたしの家の前で待ち合わせる。
前日もその友達と遊んでいたので、飲み会の反省をしながら車を走らせること1時間半。
鮎川港に到着、何もない。
9時の船に乗って、金華山へ。
ELTのオルゴールバージョンが流れる船内。
波が激しく、何度もお腹がヒュッてなった。遊園地にあるバイキングに乗ると味わうあの感じ。
20分ほどで金華山到着。
EXILEのようなポーズの看板があった。
島のまわりは本当に崖。
表参道?
まずは神社に向かう。
さっそくシカがいる! かわいい!
観光客用に神社の近くに集められたシカのようだ。エサも売っていた。
エサの袋のカサカサっという音に反応するシカ(友人撮影)。
ちなみに、帰省の準備をしているときは山に来る予定がなかったので、山用の服や靴がなく、スカートとタイツで来ちゃってます。
道がいくつかに分かれているので、近くにいた神社のお兄さんに順路を聞く。すると、「パワースポットは左の階段を登って行って下さい」と言われたので、「パワースポットではなく、シカの角が落ちている場所を教えておくれ」と訂正する。
こんな感じの道をずんずん進みます。
私と同じ理由で、パンプスで来た友人。勇ましく登ってます。
フンは落ちているのに角はない。
こけ。
木の根。
死んだあとがあった。
手つかずの自然がかなり残っていて楽しい。
コガネムシ発見。
シカ角が見つからないので、私ひとり道をそれて獣道を散策。
島内にいる大型哺乳類は二ホンジカとニホンザルの二種と聞いていたので、クマが出る心配もないし、ずんずん進む。
いつも散策している山に比べると、斜面がゆるやか。
仲間と山に行くと、わたしはあまりアクティブに動き回るほうではないのだけど、仲間たちが山猿のように野性的すぎるからそう感じるだけで、わたしもじゅうぶん山猿かもしれない……。
昨夜に角幡唯介の本を読んでいたので、冒険家心が盛り上がって気が大きくなっていて、どんどん進む。
またコガネムシ発見。足がギザ!
きれいな木の模様。
シカ角がみつからないので、そろそろハイキングコースに戻ることにする。沢の向こうのおばさんグループから「どうやってそっちに行ったの……?」と心配される。
さて、再び頂上を目指す。
頂上までもう少し!
ついたー!
海がきれい。
休憩しているうちにお腹がすいてきて、一目散に下る。
途中、神社でお参りする。奮発して55円入れる。いろいろな雑念が見透かされているような気がして、「明日からも美味しいものが食べられますように!」とだけお祈りした。私が神様だったら後回しにするようなお願いだ。
休憩所で、岩手から来たというおじいさんとお話する。朝5時に起きてきたらしい。
食堂の天ぷらそば。
外は晴れてきた。
うろうろしていると、野生のシカをついに発見!! かわいい……。
おしりの白い毛がかわいい。
白骨もあった。鳥にきれいに食べられていたみたいで、においはしなかった。
最終船は14:20。早い。待ってるあいだ、カモメが集まってきた。
船の2階に座ってかもめを見て楽しむ。
帰りに、家の近くの海浜公園に寄った。……海見すぎ。
このあとジェラート屋さんにも寄った。
結局シカ角は見つからなかったけど楽しかったなー。
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