ヨーロッパ鉄道旅行6―フランス・パリ2日目
↓昨日までの。
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ヨーロッパ鉄道旅行4―ベルギー・ブリュッセル1日目 - 小日記
ヨーロッパ鉄道旅行5―フランス・パリ1日目 - 小日記
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今日はパリの市内観光をする。
まずはメトロで凱旋門へ。
この階段をずんずん登っていきます。
こちらはシャンゼリゼ通り。
一通り眺めて、ベンチに座ってボーっとする。明日帰りたくないなぁなど思う。
寒くなってきたので降りて、シャンゼリゼ通りを歩く。
大道芸人がいた!
お腹がすいたのでランチにする。
脇道に入って、地元の人で混んでいるこぢんまりとしたレストランに入ってみる。
こういう勘は鋭いほうだと思う。ポテトが甘くておいしい。
隣に座っていたふくよかなマダムに話しかけられた。彼女はアメリカで日本人に英語を教えているらしい。「日本人はとても親切で大好きよ」と言ってくれた。
アメリカとパリとを行ったり来たりしている話、このレストランが好きという話など聞いて、楽しく食事をする。
マダムはエスプレッソを飲み干すと、「パリではテーブルに置いておくだけで物が盗まれるから気を付けてね」と言い、お店を出て行った。
引き続き、シャンゼリゼ通りをあてもなく歩く。
コンコルド広場を通って……
チュイルリー公園へ。
シャボン玉を追いかけるチャイナキッズ。
そのままルーブル美術館に来てみた。(ここも作品の撮影OKだった)
この美術館には、あのモナリザが展示されているのです。
モナリザの前には防弾ガラスとたくさんの人。
あとは、ミロのヴィーナスも展示されている。
世界史の教科書でしか見たことがなかったから、意外と大きいことに驚く。
それにしても、アムステルダム国立美術館同様、どれも見ごたえがあって楽しいのだけど、いかんせん所蔵数が多くて集中力が続かない。
美術に詳しくない私が「いいな」と思った作品↓
↓この人まちがいなくお調子者だったよね。
美術館を一通り見終わったあとは、バスに乗ってエッフェル塔まで行く。
下から。
上に行きたい人ほど値段が上がるシステム。
入場口は大行列! あと寒かったのもあって、登るのはやめることにする。
そばにはセーヌ川。
イエナ橋には、銅像になりきる人がいた。
撮影スポットはこんな感じ。
ずっとボーっと歩くだけの一日。楽しかったし、何より頭がすっきりした気がする。
寒くなってきたのでホテルに戻る。
夕食を考えるのがめんどうだったけれど、旅行中はほぼ肉とポテトしか食べてないなと思い出し、ホテルの隣のバルでサラダを食べることにする。
旅行最後の夜にしては質素だなぁ。でも村上春樹だって世界の終わりにはビールとサンドイッチを食べるんだし、良しとしよう。
しかし、来たサラダはヘビーかつボリューミーであった。パリはわたしのお腹を休ませてくれない……。
食べているあいだもずっと、「帰りたくないよ~~」と、夕方の公園でわがままを言う子どものような気持ちでいた。
ホテルの部屋に戻ってWiFiをつなぐと、山仲間のLINEのグループの未読件数が50通になっていた。どうやら、野生のヘビが捕食し合っている様子を爬虫類好きの友人が見つけたらしく、それで盛り上がっていたみたい。
そのやり取りの中で、「剥製女子はヨーロッパを旅行中だそうですよ」「あいつはまだ自分を探してんのか」と自分の話をされているのを見つけて笑い、来週行く山の予定を考えて楽しみになった。
私はあと2週間で29歳になる。気持ちはいつも実年齢に追いつかない。
今月会う予定のある人を思い浮かべる。友だち、家族、幼馴染、同僚、前職の上司、先生。そうしているうちに、公園の子どもから都内在住28歳会社員の気持ちに戻った。
考えなくちゃいけないことや、ちゃんとしなきゃいけないことはたくさんあるけれど、ひとまず日本にいる好きな人たちとの予定を楽しみにして、パリとはさよなら。明日の朝の飛行機で、東京に帰る。
〈旅行日記おしまい〉
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