これだけは覚えとけ
「余命が短い場合は、宣告しちゃダメ」
今日は、知り合いの命日が近いということで、お線香をあげに行ってきた。
上記は、その方の奥さまが「これだけは覚えときな」と言って教えてくれたこと。めっちゃ強調してくれた。
余命一年などの場合は、検討の余地あり。1〜2ヶ月の場合は、宣告しないほうがいいと教えてくれた。経験に裏打ちされた発言であり、想像や机上では知り得ないことだった。(いろんな意見があると思いますが、そのうちのひとつということで、理由は、今は書くのがめんどうなので、また今度書きます。)
私たちはあえてしんみりしないようにしていたのか、自然とそんな雰囲気にならなかったのか、全員が全員に気を遣いすぎていたせいで、どちらなのかわからなかった。
「お酒でも飲むー?」と聞かれたときに、遠慮しないで「飲んじゃいましょっか」って言えばよかったなって帰り道で思った。
帰りに唐揚げとケーキを食べてきた。
砂肝の唐揚げおいしいよ。
秋はモンブラン。
その人と交わした最後の電話を思い出した。
闘病中にもかかわらず、亡くなる2週間前ぐらいまでお酒を飲んだり好きなものを食べたりしていたらしい。
その楽しい帰りにかかってきた電話だったから、「なんで呼んでくれなかったんですかーギャー」「まぁまたいつでも飲もうよ」みたいな会話だったから、わたしは救われている部分がある。ただその人との思い出がもう増えないことがとても悲しい。
でも、今はそんなに暗い気持ちじゃない。みんなが明るかったから。