『ラ・ラ・ランド 』を観て勝手に怒って泣いた話
めっちゃ面白かったし心を揺さぶられまくりました。
「こういう映画に出会うために映画を観ている!」と思いました。
以下、ネタバレになる感想を興奮気味で書こうと思います。
※これから観る予定のある人は、読んだら楽しめなくなりそうなので、ご注意ください。
ーーーここからネタバレですーーー
これまでわたしは、映画や漫画などで、「夢を追う若い男女は強烈に惹かれ合う」と習ってきました。
そして、下記の理由ですれ違って別れることが多いです。
a,どちらかが夢を諦めるか妥協をする
b,どちらかが先に大きな成功をおさめる
しかし、『ラ・ラ・ランド』では、このa,bを乗り越えるか解決をし、結ばれるかもしれない!と希望を持ちました。
仲直りをしたセブとミアが、かつてタップダンスを踊った丘へ昼に行って、ミアが「オーディションの結果は2〜3日後なの」と話すシーンでそう思いました。
しかし、やっぱり、結ばれない結末になりましたね……。「ラ・ラ・ランド、お前もか」と思って泣いたよ。。。
こういう男女はどうしたって最終的には結ばれないのでしょうか。
(『ビフォア・ミッドナイト』みたいな場合もありますが……!)
そんなことを思いました。
とは言え、こういうストーリーは大好きです。
その他に、いいなと感じたところを箇条書きで書こうと思います。
・最後に「あったかもしれない未来」をミュージカルで見せるのえげつない…残酷すぎてもはや痛快
・この監督の前作『セッション』のラストシーンで、先生と生徒がセッションするシーンと同じものを感じました。セブとミアが夕暮れを眺めながらタップダンスを踊るシーンでです。
「音楽を愛する者同士でしか通じ合えない何か」みたいな、わたしなんかには分からないものを見せてもらったような気持ちになります
・振り付けが、かっこいいだけじゃなくコミカルで楽しい
・服や演出やデザインがオシャレ
・曲が流れるとテンション上がる
一緒に観に行った友人と、いちばん切なかったのはどこか?という話をしました。
・友人
ミアの一人芝居で、お客さんが知り合いしか来ていなかったところ。
・わたし
ミアの誕生日をセブの手料理で祝うときに起きたケンカ。何も成し遂げていないミアが売れっ子のセブに説教をし、言い返せるはずのセブがあえて何も言わないところ。セブの「この人に何を言ってもわかってもらえん…」みたいな表情。
『ジョゼと虎と魚たち』の最後のほうで、妻夫木くんがジョゼをおんぶして歩いてる時もこういう表情のシーンがあって、そこも凄い好き。
以上です。最高な映画でした。
観たあと、友人に漫画『シガテラ』を激しくすすめました。
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