小日記

日々のちょっとしたこと

大晦日


田舎の真ん中にある祖母が暮らす老人ホームでは、わたしが東京で見ているのと同じバラエティ番組が流れていた。
老人ホームの雰囲気が独特だったから、そのことが一瞬不思議に感じられたが、すぐに「当たり前じゃん」と思い直す。
テレビを囲んで黙々と「年賀」と書かれた紙にぬりえをしているお年寄りたち。

東京は、涼しい顔してまるで簡単なことみたいに、世の中を上手に渡り歩いてる人ばかり。
だからわたしも特別なことをしている意識がないけれど、たまに「独立するなんてすごいね」とか「厳しい世界でよくやってるね」とか言われると、あぁ自分は恵まれてるんだなーなんて思って感謝の気持ちが湧く。

来年はシンプルな目標がひとつだけあって、それに向かってその日その時間にできることを粛々と行なっていくだけ。
一見関係ないようなことも「経験」として見たら全て繋がっているから、目の前のことひとつひとつを丁寧にね。