小日記

日々のちょっとしたこと

仕事の好き嫌い、これを成長と呼ぶのか

3月末に引っ越すことにした。
ペット飼育可で、大きな公園が近くにある、小さな戸建ての賃貸を見つけたから。

今住んでいるマンションよりも家賃が下がるのだけど、「そのぶん贅沢ができる」とか「貯金に回そう」と思わずに、「ウェブ記事一本分ぐらい仕事しなくてすむなぁ」と算盤をはじいたわたしは怠け者だ。

話は変わりますが。
仕事がめちゃくちゃできて、常に忙しい仲の良い大人が2人いる。
(それぞれにわたしと知り合いで、2人はコミュニティが異なっていて知り合いではない)
彼らは、側から見れば、いわゆる仕事で自己実現できてる系の人たちだ。
しかし2人は仕事に対して似たようなことを言う。
「仕事なんか楽しいわけないじゃん!」
「仕事が好きな人なんているんですか!?」

2人のうちの片方(Aさんとする)とは取材のインタビューで知り合った。
20代のころのわたしは「仕事楽しい」とハイになっていた時期で、ましてや人気者だったらもっとそうだろうと思っていた。
しかしAさんはわたしに「なんで仕事が楽しいんですか」と心底疑問だという感じで聞いた。
「だって今日あなたにも会えましたし」という言葉を飲み込んで、「色んな人に会えて直接話を聞いたりできるのが楽しい」とか言ったと思う。

そして数年後の今。
わたしは仕事が以前のように楽しくはないし、好きではないと思う。
表向きには「仕事大好き!仕事楽しい!」としておいたほうが良さそうだからそうしているが、本心は少し違う。
なんというか、「好きとか楽しいというよりも、ただベストを尽くす」みたいな感じなのだ。
もちろん達成感や喜びはあるし、テンションの上がる仕事はある。
しかしそれは以前感じていた「好き」「楽しい」とは別物な気がする。
「働きたくねー」と思う日だって結構ある。
ただ、燃え尽き症候群にはならない気がしている。

先述の2人は、もしかしてこういう思考なのだろうか。だとしたら少し嬉しいな。