小日記

日々のちょっとしたこと

3月30日(月)の日記

今日は午前中に激ギレした。
例によってわたしはなぜ兄弟や恋人にだけ腹を立ててしまうのか - 小日記、相手は身内なわけですが……。

怒ったあと、わたしの怒りかたってホント感じ悪いなと反省した。
「元気〜?」「最近どう〜?」みたいな世間話からはじまり、こちらの怒りを淡々と、しかし強めの口調で諭すように伝え、相手に「これ従わないとヤバい」と思わせるような圧をかける……という感じ。

反省についてつらつら書く。

わたしは身内に対して常識を押し付けすぎるところがあると思う。
例えば、他人が選挙に行かないとかは結構どうでもよかったりする。Twitterとかで「みんな選挙に行こう」と書いてる人を見ると偉いなぁと思う。
しかし、身内が選挙に行ってないとしたら、たぶんドン引きする。そして引いてるのを隠そうとせず、説明を求め、「そのロジックで説明になるとお思いですか?」という圧をかけてしまうと思う。
今だったら、コロナの自粛に対して考え方が相手と違った場合、この悪いところが出そう。
たとえ自分の常識と異なったとしても、おおらかに受け止めたい。

もうひとつ。
わたしはせっかちだし、早く決めてしまいたい性格なので、保留や先延ばしになるとイライラしがち。
例えば今とか、引越したら早く家具を注文して、早く快適な家にしたいと考える。
「ぼちぼち探しつつ、良いのが見つかったら買おう」というのができなくて、理想に対して80点のものしか見つからなかったとしても、早く家具を揃えたくてすぐに買ってしまうのだ。
100点のものを見つけるまで時間をかけたい人もいるし、せっかちにならずおおらかでいたい。

心を落ち着かせるために大量の豚汁を作りながら、そんなことを考えた。

午後からは淡々と仕事。
取材がまた無期限延期になる。これで二件目。
弊社は長いスパンの本の仕事と、短いスパンのウェブの仕事という、両輪でやっている。
そして、短いスパンの仕事のほうに少しずつ影響が出ている。
このままいくと6〜7月の売り上げがピンチっぽい。
でも、そういうことも経験しておくと、仕事に対してよりいっそう謙虚になれていいかもしれない(楽観的)。
売り上げが減ったら何しようかな。

夜からは映画『ROMA/ローマ』を観た。
70年代のメキシコの雰囲気がとても素敵。
面白かったし、今の気分に合っていて心が浄化されるようだった。
モノクロがとても美しかった。何も起こらないのに重い。
クレオの小さな世界の細やかな幸せに泣きそうになる。

それにしても、クレオって不思議な主人公だなぁと思った。
強い意志を持っていたり、なにかと戦ったり葛藤したりしてるわけじゃない。
世の流れに身を任せているだけなんだけど、なんか魅力的。
静かな意志を感じるからかな。

今は『ROMA/ローマ 完成までの道』を流し見してる。
ロケ現場をカラーで見ると新鮮。

Te He Prometido

Te He Prometido