小日記

日々のちょっとしたこと

仲が悪い同居猫への、我が家なりの対処法

うちには白と黒のネコがいて、とても仲が悪い。

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白いネコ3歳メス

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黒いネコ4歳メス

顔を合わせると、黒は白をシャーシャー威嚇し、白は無言で黒に飛びかかる。
昨年3月から一緒に暮らし始めて、もうすぐ1年になるのに、ずっとこの調子。
放っておいてみたこともあるが、ケンカして白の顔に傷ができたり、おどろいて黒がおしっこをまき散らしたりするので、2匹が顔を合わせた時には人間が必ず仲裁していた。
基本的にはいつも、2匹を会わせないように、全部で3部屋あるそれぞれのドアは必ず閉めるようにしている。

困るのは、人間と同じ部屋にいられないほうのネコが、ドアの前で「わたしも入れて~」と騒ぐこと。
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放っておくと30分ぐらい平気で鳴き続けるので、申し訳ない気持ちになり、最後は人間が折れる

大きな声や甘えた声など、ありとあらゆる声を駆使してくる。どうしても人間と同じ空間にいたいらしい。
ネコ2匹と人間が同じ部屋にいられるようになったら、この問題は解決するのに……。
だから、2匹が仲良くならなくても、せめてケンカしないようになってほしいと思っていた。

以前、ワクチン接種をしに行ったときに、この件を動物病院の先生に相談してみたことがある。
↓この記事にも書いた。
7月8日(水)と9日(木)の日記 - 小日記

その先生によると、2匹がケンカしないようになるには、
・精神が安定するアロマをたく
・行動療法(つまりしつけ)をする
という提案があった。これぐらいしか打つ手はないという感じだった。
それを聞いたわたしは、素人ながら「ネコってしつけられるものなのか?」と疑問を持ち、あまり参考にしなかった。

そして今日。
白の左目から涙が出るようになってしまい、別の病院に連れて行った。
病名はおそらく結膜炎で、3日分の目薬を処方された。
以前から、白の目はちょっと斜視っぽくなることがあって、たまに左目だけ瞑り気味になると先生に伝えた。
先生の推測では、白は多頭飼い崩壊からの保護ネコなので、保護される前に小児性の結膜炎になっていて、その時の影響で左目が弱いのかも、とのこと。今回結膜炎になったのは偶然ですね、と言っていた。

話を戻す。
この先生にも、ネコの仲が悪いことを相談してみた。そしてこのようなやり取りがあった。
先生「白は黒をかなり追い詰めますか?」
私「追いかけますが、追い詰めるって感じではないです」
先生「攻撃しますか」
私「追いかけるのが主です」
先生「ネコがそれぞれ逃げられる場所はありますか」
私「3部屋あるので、あります」
先生「トイレは何個ありますか」
私「3つです」

最終的に先生は「ちょっと放っておいてみてください」とアドバイスしてくれた。
理由は下記。
・ネコは社会性のある生き物なので、嫌いなりに程よい距離感を見つける
・子ども同士のケンカに親が介入するとこじれるように、ネコ同士のケンカに人間が介入すると、ネコが相手との距離感がつかめず混乱してしまう(人間が弱い方を助けてしまうので)
・最初は顔や耳に軽くケガをするかもしれないけど、すぐ治るので根気強く放っておいて

なんだかすごく納得感があった。
自分の言われたい事をお医者さんが言ってくれたから納得しただけかもしれないけど。
とりあえず言う通りにしてみようと思った。

ちなみに、今回行った病院は、小笠原諸島の野良ネコを引き取って、里親募集をしている。
だからかは分からないが、本来のネコの習性についても知識のある先生なのだろうか。
以前行った病院の先生の言うことも間違ってはいないだろうけど、病理学と生理学の違いのような、獣医さんにも得意分野があるのかもしれない。

そんなわけで、2匹のネコが顔を合わせても気にせずに、放っておくことにした。
ネコを部屋から出すときに、「あれ、いま黒はどこにいたっけ? リビングのドア閉めたっけ?」とか考えなくてすむようになるのはうれしい。
どうなったかは、後日にまた書こうと思います。