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小日記

平日は普通のOL、週末は剥製師。日々のちょっとしたことを書いてます。

アウェー インザライフ

試験はスピード合格しました。
(何となくボヤかして書いてることをお許しください)

試験内容は、動物関係の実技。それに合格すれば、とあるグループに所属できます。

試験を受ける人はわたしの他に3人。受験者が試験を受けている間、そのとあるグループの人たちは同じ教室内でいつもの活動をされるようでした。

この試験を受けるにあたり、相手方には、自分の普段の山の活動のことは言わず、いつもの動物学者の先生の名前も出さずにいました(ちなみに先生には言わないで来た)。最初のハードルを下げて合格させてもらおうという算段です(笑)。

しかし……

マイ解剖キットを持ってきた人が自分しかいなかったのです。

しかも、メスも一応持っていますが、わたしはメインで製図用のカッターを使っています。
メスは値段が高い。あと、切れ味が良い方が上手く手際よくできるので、製図用のカッターの刃を途中でじゃんじゃん捨てて替えていく自己流スタイルをとっています。たぶん、これは普通ではないです。

「何なんだ?」と思われたかは知りませんが、とりあえず、試験を受ける全4人で、それぞれどれを使って実技を受けるか決めます。
どれも何度もやったことのあるものだったので、どれが楽かは何となくわかっていましたが、周りの様子をうかがってました。
そして、その最中、いつもの活動をされてる人たちの「これ、どうする?」という会話が聞こえてきました。

内臓が出てて腐っててウジのわいたやつがあるらしいのです。

状態が悪いとは言え、そのもの自体わたしはやったことがないものだったからやりたい。水道を借りてウジを流しながらやればいけそう(歯が取れて流さないように気をつける)。グロいのは平気。腐ってるにおいには慣れているというか、いつもの活動ではそこで食事したりしてるぐらいです。

というわけで、「これを使って試験を受けてよければやりたいです」と申し出て、それで受けさせてもらうことになりました。せっかくなので、やったことないやつやりたい。

もうこの時点で生意気ですが、本来は気が弱く超平和主義ですので、ここのやり方を尋ねながらそれに忠実に。親しくなりたいのに、道場破りに来たみたいに思われたら本意でない(破れる実力なんて全然ないですし)。
そして目的は合格することでなく、完成品がより良くなるようにと考えて作業しました。

そして誰より早く終わって、無事に合格しました。こんなに生意気なやつをあたたかく迎え入れてくれて、感謝すぎる。

なんか、色々とカルチャーショックでした。

・皆さん談笑をしながら作業をされていた(私はいつも黙々とやっていたので)

・ひとつの作業を複数人でやっていた(いつも全部自分ひとりでやっていたので)

・道具が全て支給されている(皆さん普通にメスを使っていらっしゃいました。当たり前か)

いつも山は仲間と行っていますが、作業自体はひとりでやっていました。
だから今回、途中で話しかけてくれたり(メスでバーっとやったらいいでしょう、とか。いつもは、わからないところがあったら聞くという環境)、気を遣って手伝ってくれたり(押さえててくれるとか)、そういうのに不慣れで、全体的に上手く対応できませんでした。
どこかのコミュニティに所属して人と一緒にやるというのは、そういうこと(?)なんだなと感じました。
全然イヤとかではなかったので、対応が失礼になってないといいな。

そんな感じでした。

「オスメスを確認するために子宮を探します」
「腐ってると尿道も肛門もわからなくてオスメス判断しにくいですよね…ペニスボーンが見つからなかったのでメスっぽいですが」
というような会話を知らない人としたのが楽しかったです。

合格したので、また何かあったら呼んでもらえることになりました。そこで自分の知りたいことが知れるといいなと思います。みなさん優しかったです。

連絡先を登録して、試験会場を出ました。